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映画「ラッシュ/プライドと友情」:ロン・ハワード,爆音と共に帰還

運転技術だけでなく,メカにも通じ,細部を詰めて勝利を掴み取るニキ・ラウダ。一方のジェームス・ハントは酒と女に彩られた,ロックスターもかくやという生活をしながら「壊し屋」の異名を取る感覚型の運転で彼の前に立ちはだかる天才ドライヴァー。 まるでレーサーものの少年マンガのような設定ながら,実話の映画化,しかも登場人物の多くが存命中という制約を逆手に取ったリアリティ溢れる展開は,特にF1に興味のない観客( . . . 本文を読む
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映画「アメリカン・ハッスル」:ネタの宝庫,それは’70年代

鏡を見ながら寂しくなった頭皮に接着剤を使って細工をする,太鼓腹の中年男。よく見れば,己の立ち位置に悩み傷付いたヒーロー,「ダークナイト」シリーズのクリスチャン・ベイルその人ではないか。 身支度を調える彼をハゲ増す,いや励ますかのようにバックにかかる音楽が,アメリカの「名前のない馬」から,スティーリー・ダンの「ダーティー・ワーク」に切り替わった瞬間,「アメリカン・ハッスル」のギアはトップに入り,その . . . 本文を読む
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