日本のテレビドラマ史上に残る傑作「鈴木先生」が,なんとスクリーン上に蘇った。ゴールデンタイムでありながら視聴率2%台。しかし,何故か打ち切りの憂き目に遭うこともなく,最後の10話までしっかり完走した上に,放送終了後にはギャラクシー賞まで受賞してしまうという,まさに劇中で次々と起こった事件に勝るとも劣らない,パラドックスだらけのドラマがだ。これを奇跡と呼ばずして,何と呼べば良いのか。
男の友情を体現 . . . 本文を読む
まだシーズン前のキャンプ途中の国内組を控えに廻し,ハイシーズンの欧州組を中心に組んだスターティングメンバーは,岡崎のワントップが全く機能しなかったことを差し引いても,あまりにも消極的な入りだった。
特に昨年後半の代表戦での不振を,年明けもまだ引きずっているように見えた本田のシュート回避姿勢は深刻だった。凄いプレスという訳ではないが,恵まれた体格を活かし,少なくとも前半は集中力を切らさなかったラトビ . . . 本文を読む
未来からタイムマシンで送り込まれた自分を殺そうと奔走する殺し屋が,超能力を授かった母子と出会い,まるで「デッドゾーン」と「レザボア・ドッグズ」を合体したような三すくみのクライマックスに突入する。
大がかりな仕掛けに頼ることなく,さりとて厳密なタイム・パラドックスにがんじがらめにされることもなく,アイデアと役者を推進力にして,至る所で待ち構える難所のカーヴもフルスロットルで突っ切ろうとするかのような . . . 本文を読む