ブッシュ大統領(子)の再選時に突如浮上した従軍履歴に関するスキャンダルについては,報道側の勇み足だった,という朧気な記憶が残っている。しかし名前だけはよく知っていたニュースキャスターのダン・ラザーが,その報道スキャンダルで番組を追われていたとは知らなかった。しかもこの作品においては,そのスキャンダル自体がねつ造されたものだったのか,そうではなく報道された内容が真実であったのか,結論は最後まで明らか . . . 本文を読む
アイヴァン・ライトマンの代表作となったオリジナル作品には,今もマニアックなサポーターが大勢おり,本作品は本国アメリカにおいてその筋から大歓迎ならぬ,大バッシングを受けたというニュースを見かけた。そのニュースは,ニューヨークのお化け退治はビル・マーレー,ダン・エイクロイドにハロルド・ライミスという黄金のトリオでなければ許せない,というコアなファンにとって,キャスト総取っ替え,しかも全員女性というアイ . . . 本文を読む
公開後2週目の興行が最初の週を上回るという,今の日本の興行では考えられない事態が起こっている,と話題の作品。私が観に行った平日の夜の回も,学校帰りの高校生,それもカップルよりも5〜6人の男女混成グループを中心に8割程度の入りで,子供向け大ヒットアニメ作品に多い「幼児とその親」による昼間に偏った稼働という状況に比べても,アニメーション作品としては異例の腰の強い興行となっているのではないかと思われた。 . . . 本文を読む
夜,灯りのスイッチを入れると部屋の向こう側に何者かの姿のシルエットが浮かび上がる。驚いて灯りを点けると,そこには誰もいない。もう一度消すと再びシルエットが現れるが,明るくすると消える。
フライヤーによると「全世界で1億5千万回再生された」という実在の恐怖映像を映画化した作品とのこと。その恐怖映像が果たして本物なのか,作られたものなのかはこの際置いておくとして,映像自体にインパクトがあることは間違い . . . 本文を読む
とんでもない大ヒットとなっているらしい。アニメでもなく,女子高生をターゲットにした土屋太凰や有村架純,二階堂ふみ等と若手のイケメン俳優との順列組み合わせ恋愛劇でもなく,EXILEやAKB周辺作品でもないのに,既に興行収入は40億円を超え,公開後5週目となった先週のランキングでもなお3位に踏みとどまっているというのは一種の「現象」と言っても良いのではないかとさえ思う。
総監督と監督という分業体制は . . . 本文を読む