在宅ヤンキー

2008年05月23日 09時07分17秒 | コメディのかけら

ある知人の兄は、かつてヤンキーだった。
だけど、ちょっと引きこもりがちだった。
だから、派手な髪型で、いつも家にいた。

ヤンキーだから、家族の誰とも話さなかった。
唯一、話しかける相手が、飼っていた犬だった。

弟に電話がかかってくると、必ず兄が出た。
そして、必ず「いねーよ」と言って切った。

だったら、最初から電話に出なければいいのに。
そう言って、弟の友人たちは兄のことを笑った。