ある知人の兄は、かつてヤンキーだった。
だけど、ちょっと引きこもりがちだった。
だから、派手な髪型で、いつも家にいた。
ヤンキーだから、家族の誰とも話さなかった。
唯一、話しかける相手が、飼っていた犬だった。
弟に電話がかかってくると、必ず兄が出た。
そして、必ず「いねーよ」と言って切った。
だったら、最初から電話に出なければいいのに。
そう言って、弟の友人たちは兄のことを笑った。
山名 宏和
放送作家。古舘プロジェクト所属。1967年生まれ。 ・詳しいプロフィールはコチラ
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