山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

どんぐりがしまってあった土の中の穴

2006-11-24 | めぐる季節と自然
「ねずみのどんぐり隠し」などという妙な森林環境教育???アクティビティーがありますが、ああいうのは都会の公園かなんかでやるといいですね。
もっとも都会の公園は、きれいに草が抜いてあって「自然観察」はしづらいのですが。
このアクティビティーを知らない方には分からない話ですみません。
要は、人間がどんぐりを森の中に隠し、ほかの人がそれを探し、ネズミの気持ちを疑似体験しながら、植物と動物の関係と森の成り立ちを学ぶというものです。

海上の森の端っこの林の中でみんなで「たねさがし」をしてたとき、はからずも、土の中の穴にドングリがはいっているのを発見しました。
ネズミ・リス・カケスがどんぐりを「隠す」という話はよく聞きますが、見たのは初めてです。よく探せば結構ありそうです。
疑似体験なんかするより、本物を探した方がはるかに面白い。
そもそも「隠し」たのかどうか分からないし、「忘れた」かどうかにいたっては、ネズミに聞いてみなきゃわからないのに、どうして忘れたと決め付けるのか。(私は「忘れた」わけじゃないと思ってます)

隠す、忘れる、という生ぐさいことじゃなくて、単にしまって取り出すだけじゃないの?

しまったネズミと取り出すネズミが同じなのかどうかも疑問だけど、一応縄張りがあったりして大丈夫なのか。ほかのネズミに取られちゃったりしたら、「しまってしまってしまった!」とか言うのかしら(いわないよ、チューでしょ)。
今度ネズミを研究している学生に聞いてみます。


この写真では見えないけど、木の根元に穴があります。
その中に丸々したアベマキが1個入っていました。
下見でたねを探していたほかの人が見つけてくれました。
こんなのを見つけるとネズミ?の息づかいを感じる気がします。

先日のECOレンジャー21では参加した子どもたちが違う穴を見つけたらしい。
うれしかったでしょうね。


あとになって、プレゼントに別のどんぐりを入れてあげればよかったと思いました。迷惑でしょうか。