山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

7カ月半の休眠 パキラ

2009-08-04 | 植物
もう10年ぐらい前、ホームセンターで確か300円で買ってきたパキラ。そのときはすごく小さくて、小さめのポット苗の大きさの鉢に入って、幹の高さも10センチあるかないかだった。
その後目に見えない速さで日々大きくなり、ふと気付くとかなり大きくなっていた。
このパキラは冬になるとよく葉を全部落としてしまい、枯らしちゃったと思うのだけど、春になると芽を出してくれる。

でも昨年末、インドネシアに1ヶ月も行っていて、帰ってきたら当然のように葉は落ちていて、ほかの植物もいくつか枯れていて、それでもこの木だけは復活するだろうと春を待ったけど、まったく変化なし。
あきらめて、もう捨てなきゃと思っていた。
それが、7月中旬、ふと見ると、小さな芽が出ていたのである。

1年の半分以上も休眠できるとは。
大変な時期の過ごし方をちゃんと身につけている植物らしい。

捨てなくてよかった。
これからも頑張ってください。

手づくりのお茶

2009-08-04 | 植物利用
6月の山里ふぁんくらぶで作ったお茶は、普通のお茶とは似ても似つかない感じのもの。お茶の芽自体がかなり大きくなっていて、芽というよりは立派な葉だった。本当の針のような芽だけ摘んで作れば簡単にうまくできたのだけど、茶畑の持ち主が、「こういう葉でもできる! 昔はこういうのを飲んでいた。自家用にはこれで十分だ!」と断言されたので、まあそういうやり方もあるのかもしれないとやってみたわけである。

結果、むしろの上で、揉めども揉めども葉が丸まらず、それでも揉み続けるので、むしろの表面からわらくずがどんどん取れ出してお茶に混じってしまった。
よって、葉を丸めるのはあきらめたわけである。

2、3週間後に最後の仕上げの乾燥を行って、カリカリ状態にして、丸い缶の中に保管してある。缶は丸いことがミソ。四角い缶だと湿りやすい。

こういうお茶はさぞかしおいしくなさそうなのだけど、ところがどっこい、かなりおいしく飲める。青臭さもそんなにない。
そりゃあ、買ってくるいいお茶には劣る(少なくとも気分的に劣る)けど。

何となく荒っぽいお茶なので、おなべでたくさん作り冷やして飲んでいる。熱いお湯の中に茶葉を放つと、パッと広がって、もとの大きさのお茶っ葉になる。つまり、でっかい。すごい大きさ。ワイルド!


冷やして飲むお茶に、緑茶は向かない。飲んでみると、確かに、冷やすには麦茶とかウーロン茶の方がいい。でも、こんな大きな葉のお茶を急須に入れるのもはばかれるので、仕方ないということで。