山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

徳島 日和佐のウミガメ 良心的な例

2009-08-07 | めぐる季節と自然
昨日書いた同じ場所での、ほっとするニュースを今日知った。

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徳島新聞 2009年8月6日より


人工ふ化の子ガメ放流 うみがめ博物館「カレッタ」

 日和佐うみがめ博物館「カレッタ」(美波町日和佐浦)は5日未明、今シーズン初めて博物館の人工ふ化場でふ化したアカウミガメの赤ちゃんを近くの大浜海岸に放流した。

 放流したのは、大浜海岸に6月7日未明、産み落とされた卵からふ化した子ガメ。職員が4日夜、卵117個のうち89匹がふ化したのを確認。今後もカレッタで飼育を続ける13匹を除く76匹を5日午前0時半、砂浜に放した。

 子ガメはふ化後、1日たてば泳ぐ力が著しく落ちることが最近の研究で分かっている。このためカレッタは、職員が深夜にふ化状況を見回り、遊泳能力が高いふ化直後に放流している。

 カレッタの豊崎浩司館長は「1匹でも多く生き残り、また大浜に帰ってきてくれれば」と話した。

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同じ海岸でこんなに意識の違うことがされているのも、よくあるといえばよくあること。