山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

夏の終わりのワラビ

2012-08-22 | 植物

今日は昼過ぎまで曇りで過ごしやすかったけど、午後からは蒸し暑くなりました。

道端に、むくむく太ったワラビが採ってほしそうにたくさん生えているので
今時のワラビはどうかしらと思って、採っていつもどおり調理して食べてみました。
苦味が強いのですが、ちゃんと軟らかくなって食べられました。
ワラビって時期関係なく生えてくることに、今さらながら驚きます。

ワラビの根は年々太くなって食べられ、米の採れない地方では主食同様にしていました。
岐阜県の御嶽山麓などがそうです。
ワラビ餅というぜいたくなものもあります。

ワラビ餅にする粉は精製して白くなったもので、それは出荷して、
精製していない黒い粉を、山村の人は食べていたようです。
ワラビが年中生えるからといって年中摘んでいると、生えてくるときに根の養分を使うので、根はだんだんやせていくことになるはずです。


朝は光がとてもきれいです。

写真/ムラサキツメクサ


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