大工さんに頼んで、家の窓の古いアルミサッシを外して、ガラス戸を木の枠のものに替え、アルミ?ステンレス?合金?の雨戸を、古い木の雨戸に替える工事をしている。
それで新しく作られた戸袋。
回りはヒノキ、板は杉で、木目のないものを使ってくれている。
ものすごく立派で、杉の赤と白の色合いが縦しまになって、ほれぼれするぐらいきれい。
枠の作りもまるでお宮さん?かと思うほどきっちりしている。
家の外に出しておくのがもったいない。
本当に丁寧ないい仕事です。
昔はみんなこういう家を造っていたんだなぁと思う。
聞いたら、こんな木の戸袋を造るのは、なんと20年ぶりだって。
確かに最近新しい戸袋って、木製のは見たことがない。
家の中にも庭にも、木のいい香りが漂っている。
けど、大工さんは毎日かいでいるのでもう感じないとのこと。
雨戸は、壊している古民家からもらってきてあったもので
うちの窓より少しサイズが大きい。まあ、外につけるものだし、多少大きくてもいいか、と思っていたら、あっという間に、のこぎりでギコギコやって合うサイズに直してしまった。
「こんなの木だから簡単に直せるよ」って。
見ていて簡単そうには見えないけど、工場生産のアルミ製のものだったら、絶対に手では直せない。
木だからこそ、人間の手仕事の範囲で、どうにでもやりくりできてしまうのだ。
木って本当にいいな、と、毎日しみじみ思っている。
のこぎりや釘や、身近な道具で手作りができるって、
ものすごく大事なことなんじゃないだろうか。
ほかに新しく木のテラス(最近はウッドデッキなどと呼ばれるが)も造った。
こちらは、2日ぐらいの間に、ほんとにあっという間にできてしまった。これはすべてヒノキ材。
この中津川の大工さんと前からちょっと知り合いだったので頼んだら、
仕事はその人のかかわっている工務店が元請になって手配などしているのだけど、
こちらが特に何も指定していないのに、すべて国産材、それも地域材、このあたりだと付知、加子母あたりの木がぞくぞく搬入されている。
うれしい。
黙っていてもそれが来るなんて、まだまだ地元では、地域材健在です。
やっぱり大工さんも工務店も、地元の小さいところ(といっては失礼かもしれないけど)は、
小回りがきいて、手作りで、いいなと思います。
ちなみに工務店はいそべ工務、大工さんは洞田さん。
写真/ヒノキと杉の戸袋
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