3日ほど前、今うちに来ている大工さんが、栗きんとんを持ってきてくれた。
奥さんの梅子さんが作ってくれたもの。
もともと私は梅子さんのほうと知り合いで、その伝でこの大工さんに仕事をお願いしている。
すっごくおいしい! まるで買ってきたみたい、というと変な言い方だけど
いや、買ったものよりおいしいと思う。
お礼の電話をしたら、栗をたくさんもらったので作った、ということです。
仕事ももっておられて忙しいのに、すごいなぁと思います。
栗きんとんを作るのはとってもめんどくさい。
そして力が要る。
まず栗をゆでて、割って中の実をスプーンで掘り出し、それを鍋に入れて砂糖をまぜて加熱しながら木べらで練るのだけど、練るときに、栗がもったりまったりしてきて、誰かに鍋を押さえていてもらわないといけないくらい、力がたくさんいるのです。
そのあと布巾で茶巾絞りをして形作ります。
よく素人がちょっと作ってみたという栗きんとんで、ゆでた栗の実がぼそぼそこなこなゴロンゴロンした感じになっているのがあるけれど、梅子さんはさすがで、しっとりしてなめらかです。甘みもちょうどいいし。
栗きんとんというのは、中津川人にとって、多分、意外に口に入らない。高いから、買って食べるものではない。あれは、もらって食べるものなんです。手土産とかで。
ましてや私の場合、自分で作って食べるなんて、とんでもありませんわ……。
だから私も今年は全然食べていなかった。幸せ~。
ほかに手作りこんにゃくももらいました。さしみで食べられる。
これも、自宅で夜、ちゃちゃっと作ったものだそうです。
こんにゃくづくりもほんとに面倒です。
こんなに面倒な2つのことを1晩でやってしまう梅子さんは超人です……。
写真/栗きんとん
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