海も青い。空も青い。テレビで見る口永良部島。
昨年のちょうど今頃、行って山に登った。
ギリギリ行けてラッキーだったと思う。
そのとき案内してくれた、島のリーダー的な人。
年賀状もくれたのに、名前思い出せなくて
森宮さんじゃないし、森川でも森山でもなくて、えーっと、森がつくんだけど……
と思っていたら、報道ステーションに出てきた。
貴舩(きふね)森さん。
森は名前のほうだった。
貴舩さんの民宿。庭が広いのによく手入れされていて、あじさいがたくさん咲いて海も見える
心地のいい場所。
貴舩さんは今の時代では若手と言える人で
島生まれ島育ちで、一旦都会に出てからUターン。
奥さんと一緒に民宿を開いて、島をよくしようと、本当に頑張っている。
観光客向けに山岳ガイドや島の案内をして観光ウェブサイトも運営している。
貴舩さんがいなければ島の元気は半分以下になりそうな気がした。
口永良部島での楽しかった思い出は貴舩さんの人柄と能力による部分が多い。
ちなみにこのとき15人ぐらいで泊まったのは、貴舩さんの民宿ではない。
役得で自分だけ儲けようなんて思ってない人なのだ。
(っていうか、もしかして15人泊まれなかったかな……?)
このあじさいの庭が、また復旧できますように。
貴舩さんと、口永良部島と、日本中の農山村を応援してます。
あの大きな島に50戸130人しか住んでいないなんて
そのとき聞いたと思うけど忘れていて、今日の報道を聞いて、ずいぶん少ないと思った。
それに対して観光客が19人。平日なのに結構多い。
噴火と隣り合わせで、ずっとこの島で生きてきたということ。
そのココロは。
山の自然も噴火によって様子が変わっただろう。
今はちょうどきれいなツツジが咲く時期。
けれど、自然については、繰り返される噴火によって作られてきた自然でもあるので
何らかの更新が行われたということになる。
御嶽よりははるかに大きな噴火だけれど、怪我をした人がほとんどいなかったのはよかった。