山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

川が造る平らな場所

2015-09-18 | 山里

茨城、栃木、宮城で川が氾濫し大変なことになっていた。
が、3日ほど前からニュースは安保法案に塗り替えられた。
こんなに反対の人がたくさんいるのに、どうして前の選挙では自民党が圧勝したんだろう?
不可解ニッポン。
安保法案反対の人は選挙に行かなかったということなのか。


川の両岸には平地ができる。
山から土砂が流れ込む。
川が土砂を運んでくる。
そして大雨で氾濫を繰り返し、山と山のはざまに平らな土地をつくる。
平らな場所は、洪水が起こるという宿命を背負っている。
あるいはときに水たまりのようになる。

日本では(ほかの国でも)その宿命に逆らい安全に米を作るために堤防を築いたり、導水路を造ったり、さまざまな工夫をしてきた。
偉大な仕事を成し遂げてきたけれど、最近の気象の激しさを見ると、これから先はどんなに強く高い堤防を作っても、過激な雨とのイタチごっこになりそうな気がする。

こういうところに住む動機というのは、きっと本来は、米作りに便利だから、あるいは漁業や水運で川を利用するためだっただろう。
茨城の洪水がかなりひいた現在の状況を見ると、そのすさまじさに驚く。
一人暮らしの人は片づけもままならないだろう。

写真/山形県飯豊(2015年6月)

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