今日も梅雨空。と思ったらときどき晴れる。
ここのところ梅雨空が続いている。暑くないだけありがたい。
けど今時連日前線がかかるっていうのも珍しい。
あっという間にお盆が終わってしまった。
13日に迎え火をして、15日に送り火。
せっかく仏壇を飾ったりきれいな提灯つけたりお供えしたりしているのに、
あの世から来た人たち2泊しかしていかないなんて。
そそくさと帰りすぎではないか。
送り火をしながら、寂しくなった。精霊流しの寂しさをやっと理解。
私自身があの世に近づいているんだろうか???
そういうわけで、少々つまらない気分。
お盆とお正月とお彼岸に、仏壇を掃除しながら
毎回、仏壇を愛でている。
うちの仏壇がよそのうちと比べて超豪華というわけではないと思う。
けれど、いたるところにほどこされた精巧な彫刻や、天井絵を見るのは楽しい。
何度見ても、すごいなぁ……と思う。
日本製かどうかも知らない。ひょっとしたら中国人なんかが作っているかもしれない。
そういうことは深く考えないようにする。
木彫りのお釈迦さまも、繊細な彫刻でできた蓮の上に乗られている。
けど、その台座はプラスティックである。そこが一番残念(笑)。
うちは禅宗なので仏壇には金箔などは使っていない。ぴかぴか系ではなくシックである。
いやいや立派な仏壇である。買った母に感謝する。
というか母は結局自分がそこに入っている(笑)。
嬉しくてニコニコしている母が目に浮かぶ。
お供えというのはかつての私には単なる「仏様のためのもの」で、義務として置いておくものでしかなかったけれど
バリの祭りを見てから、また、菩提寺で法事をしたり彼岸会に行ったりしてから
影響を受けている。
飾ればいいのだ。自分もそれを見て楽しめるように。インテリアのようなもの、と言ったら
不謹慎だろうか。
バリの祭りはよくテレビで放映されているけれど、そのお供えの量もすごいし飾り方も凝っている。色とりどりに、美しく見えるようにお供えをする。
そう考えるとお供えを並べるのも楽しい。
なのでお盆のために買ったものだけでなく、戸棚にしまってあったものなどまで引っ張り出して並べている。新しい物でないとダメと言われそうだが、気にしないことにする。
バリ人に負けないように。と思うけど、当然負ける。
そもそもあっちはヒンドゥー教だから、競わなくていいのだけど。
お供えの彩りのことを教えてくれたバリには感謝である。
バリのアクロバティックお供え。2012年バリ島ギャニャールにて
上写真 ゲットウ(月桃)のつぼみ 2014年6月種子島にて
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