日本の制度は
お正月が来ると玄関飾りをする。歳神様を迎えるためだ。歳神様とは先祖がその家の豊穣を願ってやってくる神。この飾りを依代にするという。
お正月は1月7日まで、「松の内」の最終日まで。歳神様も帰られて、玄関飾りは片付けられる。私は今日8日に片づけた。旧暦という太陰太陽暦では初満月の1月15日を小正月と呼び、関西地方ではこの日に玄関飾りを片付けるという。
依代と言えば仏壇などの大餅が主役だ。この大餅も片づけた。さて、毎年飾りから下げるとお餅にはカビが発生しており、削り取っている。この作業は手間であり、カビは気持ちの良いものではない。そこで今年はネットにあったエタノールを発生予想部に塗って試した。下げる際、お餅をソット手に取り覗いて見ると、エタノール部には見事にカビが見られなかった。カビ対策は成功した。
最近家について、「家長」との言葉を戸籍では使わなくなった。人権は平等だから家の責任者は一人ではないとの理由だろう。この事により日本の歴史にある家を大切にして家を継続しようの心は失われつつある。家は多く空き家になり、お金に替えて子たちへ相続される。この成行きに、先祖は喜んでおり、歳神様としてそのお餅を依代に選択してくれるのだろうか。日本の制度について、天皇家だけではないことだと心配してしまう。
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