2020東京五輪
新型コロナウィルス感染が拡がり、2020年東京五輪は21年へと延期された。今日7月23日がその開会式の日だ。1年遅れており名前に2020が付けられている。まだ感染の拡がりは続いており、東京会場では競技を観戦できない。無観客競技となっている。
さて、今日午前中のNHK番組に「東京リボーン」として一例に東京国立競技場が取り上げられていた。技術の進歩を記録に残したくて、ここにメモする。解体された建物は1964年の前東京五輪時に建設された。新建物は初期の競争入札勝者が変更となり、短い工期での完成が要求された。客席数が68、000人高さ制限47mこの規模のものはこれまで工期最短、38カ月であった?が、36カ月となった。耐震、風通し、100年残るスタジアムが求められて、大成建設中心の共同企業体が受注。耐震設計は基準が1980年に改正されていたため、旧建物の使用はできなかった。
短工期対策として、全体を一歩づつではなく場所を分けずらして進めた。未完成の場所があっても次の工程へと進めることができた。また他場所でプレブロック化することにより、建設場所での工事量を減じた。屋根の骨材には唐松と鉄材を使ったハイブリッド材を開発し、軽くて強くし支える柱を省略した。柱がないため柱後ろの死角もなくなった。精度について、ブロック化して組み立てると寸法の精度が必要となる。精度の僅かなくるいは多くのピースを重ねると大きなものとなる。早い対策と、くるいを小さくする精度管理が大切だ。
東京2020五輪には205の国が参加し、選手は約11、000人という。開会式は2021年7月23日20時に始まり、聖火が点火されて、いよいよ競技が始められる。コロナ感染も心配だが、選手の競う姿を見る事は私をワクワクさせてもくれる。楽しみたい。
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