熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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中将棋の布盤

2013-03-29 05:31:13 | 文章
3月29日(金)、曇り。

三寒四温の繰り返しで、当地の桜花は開きかけてきました。

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「中将棋の布盤」を設計しています。
大きさは、レギュラーサイズ用。
きっかけは、Kさんからの「中将棋の布盤はありますか」との問いかけ。
「今はありませんが、中将棋駒が出来上がるまでに、駒とセットで持ち運び出来る袋を含めて作ってみます」。
ということで、先日手芸店で布地2種類を買い入れました。

設計と言っても、先ずは最適な大きさから。
枡目を実物大で描いて、実際に駒を並べて確かめてみる。
「布盤」といっても工夫するポイントは幾つかありますね。

素材は何が良いか。
駒の滑り具合、皺の寄りにくさ、厚み、色合い、手触り、伸び縮み、耐久性等々。
縫製は手慣れた縫製屋さんに依頼することになりますが、使う糸は当方で選びます。

全体の大きさと枡目の大きさをどうするか。
廻り縁の幅で、全体の大きさと印象も変わります。
大きいのが良いのか、ギリギリ小さいのが良いのか。

構造をどうするか。
「布盤なら構造は決まっている」という向きも多いでしょうが、工夫の余地はありますね。
とにかく、工夫いっぱいで機能的で使いやすい「中将棋の布盤」が目標。

これを書いていて、もう一つアイデアが。
とにかく、大小2種類x数面を試作してみます。
出来上がってのお楽しみ、というところでしょうか。


青い布盤は、昔、神吉七段よりいただいたものです。


コメント (5)
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