熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

売り切れました

2009-02-18 19:22:50 | 文章
2月18日(水)、晴れ。

寒い一日でした。
只今「空蝉」を彫っています。
後数日で彫り上がります。

「名駒大鑑」は、完売しました。
昨日と今日も、在庫の問い合わせをいただきましたが、全て無くなりました。
申し訳ありません。

先ほど、東京地区から、ヤフーオークションに「名駒大鑑」が売りに出ているのを見つけました。
小生とは関係ありませんが、締め切りまで、あと数日あるようで、若しよろしければ、そちらで入手ください。


先日、修善寺彫りのことを書きました。刃先がVの字になっている彫刻等で、文字を彫る技が売りものですが、ひょっとするとそのような刃物で彫った駒が1組或るかも知れないと書きました。

調べました。そのようなもので彫った線と、普通の版木刀で彫ったと思われる部分が混在しているようで、まだ結論が出ないので、もう少し彫り痕の観察を重ねたいと思います。

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純金の駒

2009-02-18 00:02:24 | 文章
山下さんから、コメントをいただきました。
山下さんは、ずーっと前からの「駒づくりを楽しむ会」のベテランです。
しばらく中国に赴任されておられましたが、今は帰国されています。
その中国で、象牙の彫り駒を作ったことがあるそうです。
どうやって彫るのですか、と訊ねると、普通の彫刻刀で彫るそうです。

純銀とチタンの駒は見たけれども、純金の駒は見たことがないとのことでした。

私はチタンの駒は知りませんでした。
純金の駒は実物を見たことはありませんが、20年ほど昔、純金と純銀の駒を東京の貴金属店が売り出したように記憶しています。
純銀が20万円以下だったでしょうか。
純金は100万円以上だったか、よく覚えていませんが、随分高かったと思います。

象牙の駒は結構あります。
小生も2組持っています。
一組は「安清」の小型の沢彫り。100年くらいは経っている年代物です。
もう一組は現代物。歩兵彫りではありますが、文字の印象がもうひとつの安物です。

大名家では滋賀県・井伊藩の彦根城博物館には象牙の「安清」の書き駒があります。
15年くらい前に、拝見して写真撮影させてもらいました。サイズは小生の物と同じくらいでした。



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,駒づくり教室

2009-02-17 18:23:42 | 文章
2月17日(月)、晴れと雪。

暖気が去って寒さ一倍の一日でした。

先日、静岡大学教育学部付属静岡中学校から一通の手紙が届きました。
宛名には「熊澤良尊さんの工房・熊澤良尊様」とありましたので、何の用件かなと思いながら開けてみると、「今度、3月4日に工房へ来たい」と本人から連絡をいただいていた中学2年の荒川君の学校からの手紙でした。

この中学校では「総合」科目の一環として、修学旅行の合間に自分が決めた所に行って検分を広めるということらしい。
見学もよし、実体験もよし、話を聞くのもよし。「ご承諾いただき、ありがとうございます」とあった。

当方は、Well Comeです。
おっと、忘れていました。それを返事するのを忘れていました。」」


2つ目のお話。

このほど、日本将棋連盟の肝いりで、初心者のための「将棋駒づくり教室」を開くことになりました。
開催日は、4月11日、25日、5月9日、23日、6月6日の隔週土曜日。
時間は、Aグループが、9時30分より12時30分までの3時間。
    Bグループが、12時30分より16時30分までの3時間。
延べ15時間で、とにかく彫り駒を一組、彫り終えようというわけです。

場所は、関西将棋会館。
募集人員は、教室の関係で、各グループ8名、16人限定です。
費用は、延べ5回の受講料が2万円。道具代・材料費が1万5千円です。
受講者には、練習用のツゲ木地セット1組をプレゼントします。

詳しいことのお尋ねと申し込みは、0774-76-5911 熊澤まで。
定員になり次第、締め切りますので、ご了承ください。


3つ目のお話。

今日、放送予定だった衆議院予算委員会が、開始早々休憩になりました。
理由は、中川何とかという大臣が、病院に行ってしまい肝心の財務大臣が不在なので、審議ができなかったわけです。

本当は、全世界に醜態をさらした中川何とか大臣のことは、すぐに辞めれば死者に鞭打つようなもので、書くつもりはなかったのですが、余りにも判断力が無く無責任な政治屋が、しかも大臣となって、居座ろうとし、今日の日本をダメにしていることに気がつかない愚かさに、怒りを禁じ得ないので書くことにします。

最初は厚顔(テレビでは紅顔)にも「私は止めない」と言いました。
「あっそう」さんもあっそうさん。すぐに首にしなければいけないのに、ようしない体たらくです。
一夜明けて、国会をほったらかしにして医者のところに逃げ込んで「診断書」という免罪符を得ようとする。おまけにそれが国会無視だと言うことに気が回らない馬鹿さ加減。
それで収まらないと見るや、「予算通過後に止める」と言う厚かましさ。
与党からも見放されていると悟ったのか、あるいは昨日、弁護してくれた「あっそう」さんにも見放されたからなのか、午後しばらく経って、やっとの辞意。
日本国民は、益々怒っています。


最初から「辞めれば」まだしも、未練たっぷり大臣にしがみつく惨めさ。醜態をどれだけさらしているのか、自分の姿が分からないんでしょう。国会議員も辞めなきゃネ。

ソレニシテモ、酔っ払い癖の前歴のある男を大臣に据えたり、「それを、ただ頑張れ」と言うだけで、総理の座にしがみついているあの「あっそう」さん。
それでも10パーセントの支持者がいるなんて、驚きです。

あの人も、自分の惨めさが分からないのでしょう。
それでは、国民は救われません。

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科学的な検証

2009-02-16 18:33:31 | 文章
2月16日(月)、晴れのち曇り一時雨。

毎年、2月16日の声を聞くと心が重くなります。
そうです。今日は確定申告の開始日。
そして3月15日までに確定申告を終えなければなりません。
特に、2月は28日しかありませんので、この1ヶ月の短いこと。

その間に1年分の伝票類を整理して、細かな計算をしなければならないのですが、計算に弱い小生は少なくとも毎年4~5日かかります。
「そんなの簡単でしょう」と言う人がいますが、その間、仕事がとまりますし、申告が完了するまでは、とにかく負担です。

売り上げから経費を差し引きするにしても、原価計算という厄介な計算も自分でするわけです。
多分、零細企業なら簡便な方法もあるはずですが、小生の場合の原価計算を概略説明すれば、原料即ちツゲ板の仕入れと在庫、板状から駒形に加工するプロセス、駒形木地を1組単位の半製品にする数量管理、最終的にはそれに文字を彫り漆で仕上げるまでが、原価計算の対象です。これを金額に直して、転がし計算するのです。

昔、会社勤めをしていたころ記憶にあった原価計算の考え方を思い出して、自分なりの理論を組み立てて、それを10数年続けていますが、これが結構シンドイ(シンドイは大阪弁。共通語では、手間がかかる)作業なわけです。


話しは変わって、水無瀬神宮の水無瀬駒のその後の動きを書いておきます。
大阪府島本町で、町指定の文化財第1号として顕彰される動きは、以前書きました。
その流れで今、「八十二才の駒」の科学的方法による年代測定や成分分析が、ある大学に委託して進められています。

先週、その中間報告と言うか、それに関連して担当者から情報連絡と質問がありました。
ひとつは、駒の表面からツゲとは違う「動物性の成分」が検出されたそうで、それは、おそらくは「膠」だろうとの見方ですが、「それは十分にありうる」と言う感想を申し上げました。
そして、漆からは「鉄分」と「炭素」が検出されたそうです。
鉄分は漆を黒くするために混ぜる鉄漿(おはぐろ)であり、炭素は黒色を濃くするための松煙か油煙なのでしょう。

実は最初、町から「年代分析をする」話しを聞いたとき、小生の浅い知識ながら、「炭化測定とか、年輪の比較」で測定する方法はあっても100年単位の誤差はあるでしょうし、小さい駒などは年輪比較もできないので、「恐らくは無理だろうな」と高をくくっていました。

しかし、成分分析の結果を聞いて、なるほど凄いんだなあ、よく分かるもんだなあと、科学的な検証による成分分析を見直した次第です。

まだ、年代測定の結果は聞いておりません。これが出れば凄いことなんですが、どうでしょうか。



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象牙の水無瀬駒、展示中

2009-02-15 20:27:27 | 文章
只今、福井県立歴史博物館で、象牙の水無瀬駒が展示中です。
駒のことについては、以前ブログでも触れています。
今回はその実物を見られるチャンスですから、興味ある方は是非お尋ねください。

昨年6月にこの水無瀬駒が見つかったとき、所蔵者の川井三郎さんが「どこか然るべきところに管理を委ねたい」と新聞で語っていたのを耳にした福井県知事が「県立博物館に」ということで、ここに収まりました。

ところで、福井県には朝倉遺跡資料館があります。
そこに同史跡から出土した「朝倉駒」が保管されています。しかし、将棋駒と言っても、出土品のひとつとしての研究はなされていても、歴史博物館にとっては、おそらく将棋駒全般にわたる研究は、ほとんど未知の領域であったと思います。
ですから、急遽、学芸員の方は、周りに手を尽くしてそれなりの識者に問い合わせたり聞いたりを始められたようです。

その聞き合わせで、ある者は「江戸時代は偽者が横行していたから、駒も偽物では」との声や、
またある者は「象牙の色が、あまり色あせていないので、19世紀あたりのものではないか」。
また別の古文書の研究者で文学博士は「水無瀬神宮の玉将と比べると、将の字の縦棒に比べやや太い。それに駒尻に書いてある八十五才の文字の太さにもすこし違いがある」などと言う意見だったらしく、その点について、小生の意見を求められました。

先ず、第1の見方に関しては、「確かに江戸時代は絵画などがよく偽物が出回っていましたが、かといって短絡的に偽物の疑いがあるとの意見は、素人の意見ですね。聞き流すのがよいのではないでしょうか。物を良く見る眼と能力があれば、物を良く見ての意見があるはずです」。

2つ目の見方に関しては、「象牙の色の進み具合で判断しようとするところはいいのですが、同じ象牙でも、その品の置かれた環境によって、著しく色合いの進み具合が変わります。それを考えに入れておられないようですね」
たとえば根付。「根付は、いつも手の油とか光のさらされているわけですから、20年30年もすれば、象牙の色は濃い茶色になります。棚に置かれた人形なども同様です」。

「駒についてですが、駒は普通つげ駒です。箱に入れています。使用頻度の多いものは、よく箱から出して使われる分だけ早くあめ色になります。一方、箱に仕舞われたままのこまは、いつまで経っても色は進みません。それは象牙のマージャンパイでも同じです。毎日使っていれば早くあめ色になり、箱に入ったままの駒は、いつまでも新品同様で、その違いは歴然です」。

3つ目の意見については、まるで偽札の鑑定でもしているのと勘違いしているようで、聞いていて馬鹿らしくなりました。
このような意見の人にはどのように説明すればよいかと考えながら、「水無瀬駒は漆で書いた駒です。文字は一筆で書き上げます。文字の細い太いのバラつきは当然でしょう」。
「書家が墨で書いた文字でも、線の細い太いはあるのではないですか。しかも、ものすごい速さで駒を書いているのです。あなたにもお渡しした将棋馬日記という当時の記録によれば、ある年、水無瀬兼成さんは、354枚もある大将棋を含めた7組、合計1282枚の駒を、2月1日から書き始めて6日に終わったとあります」

「計算すると、1日で200枚以上の駒を書くわけです。2月は夏と違って5時ごろには太陽が沈みます。今と違って電灯などはありませんから、駒を書く時間を6時間として、1時間に40枚くらい、文字数にすれば120文字ほど書くわけです」。

「そんな条件で駒を書くわけです。それに、玉将の駒尻に、筋のようなキズがあるのは本物としておかしいと言うことですが、私に言わせれば、そのキズは当時の加工方法を知る手がかりなのです・・」。

まあ、これだけ言えば分かる人にはわかるかもしれないが、分からない人には分からないだろうな。と思いつつの説明でした。
以上は、昨秋、学芸員の方との会話です。

これが伝わったかどうかですが、どうも通じないままの見切り発車だったようです。
と言いますのも、展示会場の説明パネルには、「駒について、19世紀の説もある」とコメントされているようで、博物館の見識が疑われます。

つまり、博物館として、いろんな人が言ったことを消化できないまま、お茶を濁した説明になったようです。

なお、来場者に配布する説明書は、博物館の依頼で小生が提供したものがそのまま使われており、それが救いではあります。

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修善寺彫り

2009-02-15 08:12:50 | 文章
2月15日(日)、晴、朝霧。

7時20分ごろ起床。いつものように東の窓をあけると朝霧に霞む山の端から丁度太陽が現れたところ。南の窓からの見通しは、1キロ程度です。

今日は何をするかは白紙。そのとき、ふと、頭に浮かんだことをするだけです。
ソレニシテモ、良く忘れます。忘れるのはだいぶ前からの得意技です。
昨日は昨日で、このことを書こう、忘れないようにしなければと思っていたのですが、10数時間経った今、それが何であったか、思い出そうとしても全く思い出せません。

しかし、忘れることはそう悪いことではないと思います。忘れるから、次のことができるという利点があります。
だから、昨日思っていたことは忘れて、今思っていることを書いています。

数日前、作家の寮美千子さんから電話があったとき、「最初思って書いていたこととは、どんどん内容が変わリます」と言ったら、「エッセイとはそんなものですよ」とのお話をいただきました。プロの作家にそう言われて、「アアそうか、それでいいんだ」とあらためて思った次第です。

今からしばらくブログはお預けして、仕事に移ります。では夜にでもまた。

追記
今日のタイトルは「修善寺彫」でした。
今日のテレビ「遠くへ行きたい」で、「修善寺彫」を訪ねるシーンがありました。
修善寺彫は、竹に文字を彫刻刀で彫ったものです。小生は25年ぐらい前に、たまたまそのお店を訪ねたことを思い出しました。
刃先がV形になった彫刻等で、文字を彫るのですが、文字は字母紙などは使わないで、宙で彫るのですが、中々のもので訓練すれば将棋の駒もその彫り方で文字が彫れるわけです。
現に、小生が持っている古駒にも、V形の彫刻刀で彫ったようなものがありますので、一度探してみます。




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春の嵐

2009-02-14 17:52:02 | 文章
2月14日(土)、朝方、太陽の日の光があったように思ったが、すぐに曇たまま。

今朝、障子を開けると、南側の窓ガラスいっぱいに雨粒の跡。
寝ていた時は、全く気がつかなかったのですが、夜中か明け方に春一番、春の嵐が吹きまくったようです。

今日は、漆の蒔絵の色紙箱とすずり箱の修理、それに土鍋の修理をしました。
色紙箱は京都か輪島の製品。すずり箱は奈良の正倉院文様の螺鈿です。
いずれもおそらく昭和の初期、戦前のものですが、痛んだところを自分で修理することを楽しもうというものです。

修理には、多分2週間か3週間かかるのではないかと漠然と考えていますが、その間は十分楽しめるし、経験を通じて漆の勉強にもなると思っています。

土鍋は、4~5年前から毎日ご飯を炊いていた四日市の万古焼きで、昨日あたりから水漏れがしだしたと家内が言うので、それなら修理してやろうということになりました。これでご飯を炊くと大変旨いです。

新しいものを買えば、せいぜい何千円かで済むわけですが、修理をして使えるものは捨てないで使うべし、というのが小生なりの考え方であり、修理できることを実証したいという思いもあります。

何事も経験。色紙箱や硯箱の修理に関しても同じです。

色紙箱は、蓋の裏の金梨地のところに、誰かの作者銘が入っている良いもので、その雰囲気を壊さないで修理するのがポイントです。

硯箱は、漆がやせていたりして、すでに誰かが修理の手を加えたところがあるのですが、もっと上手く直してやろうと言うことです。

土鍋は、実は1年くらい前に一度修理したのですが、今回再び水が漏れ出したというトラブルです。

前回は、土鍋の底から上部にかけてヒビが入っていて、もうすぐパカンと2つに弾けそうでしたので、これ以上ヒビが大きくならないように外側に細い銅線を10回ぐらい鉢巻して締め上げてか、割れ目に生漆を何回も染込ませてヒビを接着したわけです。

今回は、前回修理した底部にあるY字状のヒビ割れのところが、ホンの少し欠けて土色の地肌が出ており、水が染み出したものでしょう。
そのY字状の部分を中心に、再び生漆を染込ませました。

漆は昔から強力な接着剤です。陶器や瀬戸物の修理「金継ぎ」という方法がありますが、土鍋には「金」こそ使いませんが、それを応用しました。
あと1~2回漆を染込ませるとまた、1年ぐらいは十分使い続けることができるでしょう。

まあ、色んなことに手を出すのは、仕事の合間の気分転換でもあるわけです。
いろいろするのは、面白いんですネ。

では、また。




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怒っています

2009-02-12 21:57:24 | 文章
2月12日(木)、晴天と温暖。

只今22時を少し過ぎました。

いつも同じような繰り返しみたいな毎日。
今日は電話が5~6件。手紙が3通。訪問者がお二人。コーヒーが5~6杯でした。特に変わったことはありません。

今、何を書こうかと思いながら、パソコンを開きながらテレビを見ています。
いよいよ政局の動きが慌しいようです。
小泉さんが「笑っちゃいます」と言ったとか。国民は誰も悠長に笑うどころではありません。怒っています。

それにしても、さすがの麻生さんもいよいよ四面楚歌。いくらkyでも、そろそろ嫌気がしてきた頃ではないでしょうか。

オーストラリアの森林火災。規模は東京都に2倍とか。死者が200人を超えるそうです。
オーストラリアは真夏の猛暑。森林に点在する家。炎が秒速20メートルで迫ってきたといいます。
車で逃れようとして交通事故を起こして亡くなった方もいるようです。

もし自分の周りでそんな事態が起こればどうするか。生きるか死ぬか、一瞬の的確な判断と行動、そして「運」の有り無しが人生を左右します。
「人生は1寸先は闇」、そんなことを考えると、恐ろしくなります。

ではまた。

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整理中

2009-02-11 19:27:54 | 文章
2月11日(水)、晴れ。

世間では祝日でお休みの方が多いでしょうが、相変わらず仕事です。
とは言え、今日も雑用が中心ながら、漆を埋める作業は、毎日の繰り返しですので、短時間ながら合間合間に進めています。

昨日からコレクションの整理をしながら、夫々整理番号を振ってリストに書き出しています。今日は、とりあえず38番まで進みました。
細かなものはておき、概略リストアップするのには、あと半日ぐらいかかると思います。

それが終われば、一品一品写真を撮ってアルバムにして纏め整理しようと思っていますが、ぼっちらぼっちらですから、あと何日かかりますことやら。

「名駒大鑑」沢山ご注文をいただいて、知己の方が半分、初めての方が半分というところでした。
すべて、揮毫させていただいて、発送いたします。
もっと出てきてくれないかなあと思いますが、打出の子槌でもあるまいし。

もうひとつ、倉庫から出てきたものがありました。
直径85センチ、厚み12センチの「楓、葡萄杢の切り株」です。
葡萄杢は、大木の根っことか、瘤のところに生じるグワグワッとした模様で、全面にびっしりと広がったいい物です。
確か昭和60年前後、東京に単身赴任中のころに、鳴海埠頭にあった家具専門店の集合ビルの店先で見つけて早速買いました。
値段はよく覚えていませんが、結構高かったと思います。

この手のものは、3センチ位のものなら結構あるのですが、これだけの厚みのものは、滅多にありません。12センチもあれば、切り刻んでも駒箱でも何にでも活用できると思って、すぐに、大和郡山の自宅に送ってもらいました。
それから20年ほど経ってしまいました。

それが出てきました。このままでは宝の持ち腐れなので、活用方法を今、考えているところです。

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鑑定団

2009-02-10 22:42:37 | 文章
2月10日(火)、曇り時々小雨あり。

只今、23時少し前。ひと眠りから眼が覚めてパソコンに向かっています。
夕食後、パソコンに向かって何かしようとはじめましたが、眠くなり、ふと目が覚めると「何でも鑑定団」が始まっていました。

「何でも鑑定団」は、自分の感性というか古いものの鑑識眼を試すお気に入りの番組ですが、その前に眠くなって見逃すことも多いです。
今日は、大体3分の2くらい見たでしょうか。その中で「古丹波の壷」が自然で中々よい形、良い雰囲気でした。
値段のことは私はよくわかりませんが、その物が良いものかどうか、どの程度良いものかということを、自分なりに判断するわけです。

「鑑定団」には、ブリキのおもちゃとか、野球選手のグッズなども出てきますが、値段は御愛嬌ともいえず、小生にとっては興味の対象外というところです。

「鑑定」というと、値段に興味が行きがちですが、美術品や工芸品なら、その前に美しいかどうかの本質の見極めが重要だと思っています。

各地の「骨董市」。昔は、よく出かけました。
遠くは東京「晴海の大バザール」をはじめ、名古屋、金沢、広島、高松あたりまで。最近は近場の京都ぐらいです。

プロが集まる「市」にも何度か行きました。
プロ、つまり骨董商。あれは鑑札が必要です。実は小生も持っています。
取ったのは25年も前のことですが、警察の生活安全課だったかに行って申請すると、何週間か後に鑑札が下ります。
誰でも申請できますが、前科があると許可は下りません。

その鑑札を持って「市」に行くわけです。
と言ってもこちらは素人な訳で、プロの邪魔をしないように一番後ろの隅っこで、次々と出てくる品物が落札されてゆくのを眺める程度でした。まあ、社会勉強ですね。

「市」は、結構あちこちにあります。
ここ10年ぐらいは全く行っておりませんが、大阪府と奈良県だけでも7~8箇所は知っています。
毎月決められた日に1回か2回開かれ、ところによっては登録した仲間だけが参加する仕組みになっています。

夫々の「市」で扱う商品のグレードはピンきり。
超高級品しか扱わないところもあれば、ガラクタの何が出てくるかわからないところも多いです。
落札値は、とにかく安い。骨董屋さんがお店で付けている値段とは全然違います。
だが、自由時間がたっぷりある人でないと、というのが実感でした。

日にちが変わりました。ごきげんよう、また明日。



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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726