熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

ヤママユガ

2013-08-21 19:50:31 | 写真
「ヤママユガ」は、天蚕とも。

今日、裏庭で見つけました。
大きく、綺麗な蛾ですね。
紋の白いところは燐粉が無く、向うが透けています。
繭からは、天然の高価な絹糸。
飛ぶのは、余り得意ではなさそう。

久々に、昆虫少年に戻りました。
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南帝無双の駒

2013-08-21 05:19:56 | 作品
8月21日(水)、曇り。

2組目の「南帝無双」。
彫り埋め仕上げの駒。
出来上がりました。

ーーーー
昨日、一昨日と続けてお客様。

昨日は、奈良の20才の青年。
ナンでも、裏の文字が赤いのが欲しいのだそうです。
理由を聞くのを忘れました。

一昨日は、宇治市から中学2年生とお父様。
息子さんは、最近、将棋大会に2回優勝したとか。

その息子さんから、職業としての駒づくりをすることに関して、沢山の質問を貰いました。
こちらに来る前に、考えた質問です。
一つ一つメモをとって、10問はあったでしょうか。
夏休みの社会学習を兼ねているような。

当方、昔のことを思い出しながら、答えました。
彼の人生にとって多少でも有意義になれば、うれしく。

次の土曜日は、大阪から4人連れの皆さん。
1月ほど前に、電話がありました。
勿論、ウエルカム。
産経新聞を見て、見学しようと思い立ったそうです。

こちらも、一期一会。

ーーーー
中将棋の布盤。

札幌のKさんに、もう一つお届けしました。
名古屋の畔柳さんからいただいていた、柔らかな布で作ったもの。
いろいろ試した結果、立て込んだ駒にはあの指し方で、これが使いやすい。
ということが分かったので、早速2日前に発送したものです。

それを使ってみて、「大変快適」とのコメントが届きました。
その様子の映像もあります。
どうぞ、ご参考に。
以上は、畔柳さんへのレポートでもあります。
感謝。







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今日の空、三態

2013-08-20 19:15:36 | 作品
夏なのか、秋なのか。
移りゆく今日の空の景色。
午前中。


午後。


夕方。
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調子が良いので

2013-08-20 05:50:30 | 文章
8月20日(火)、薄曇り。

漆の調子が良いと以前も書きました。
このところ、そんな日々が続いています。

写真は、昨日・一昨日の「源兵衛清安」。
とにかく調子が良いので、盛り上げが順調。






実は去年のこと、あと1~2工期進めば完成直前でした。
裏文字は、盛り上が済んでいて、銘も「良尊六十九才」と。

そんなところで、他の急ぎ仕事を優先。
そのまま棚上げにして半年余り経って、このほどやっと完成。
銘の年齢は、サバ読みです。
材は、天童の山川さんから17~8年前に購入した天然木。
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思いだした酔象の駒

2013-08-19 06:52:09 | 文章
8月19日(月)、曇り。

熱波は引かず。
この夏の暑さは、特に特に格別。
来年のことを言うと鬼が笑うそうですが、今から来年が思いやられます。

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鬼頭孝生さんが大山康晴賞受賞されるとのことを先週の週刊将棋で知りました。
おめでとうございます。
早速、電話でお祝い申し上げました。
鬼頭さんには、いろいろとお世話になっている方は多いと思いますが、小生もその一人。
普段から私利私欲なく将棋界のために永年尽力されている様子を見るにつけ、尊敬する先輩です。
授賞式は9月9日とのこと。
本当におめでとうございます。

ーーーー
昨日仕事部屋を整理していると、懐かしいモノを見つけました。
表が「醉象」裏が「太子」墨書の薄っぺらな駒。
昭和57年だったでしょうか。
将棋博物館から「二中歴」に基づいて「平安将棋・平安大将棋」の推定復元を依頼されました。
「平安将棋」は、今の将棋から飛車角を除いた駒数が36枚の将棋。
「平安大将棋」は、「注人・猛虎・鉄将」などが加わった13路、駒数68枚と推定される将棋。
この二つは、開業間もない同博物館「将棋展」で展示するべく納めました。

ところでこの「酔象」ですが、この時、同じ材料で余分に制作したものです。
当時、同博物館学芸員だった小泉信吾さんから聞いたのは、福井県・一乗谷朝倉遺跡資料館のこと。
「酔象駒が1枚だけ発掘されているが、酔象を配置した朝倉将棋を1対で展示する時のためにもう1枚酔象駒が欲しいらしい・・」。
「分かりました。ついでに作りましょう」。

昨日見つけたのは、小泉さんを通じて資料館に納めた駒とは別の予備の駒。
文字が滲んでいない良い方を渡して、これはハネ品。

材は、台湾檜。
当時住んでいた大和郡山市の郡山城址に、大手門が復元されました。
この折に、日本各地のヒノキの大木を探したが、メガネにかなうものが見つからなかった。
そこで白羽の矢が立ったのが、台湾産ヒノキの大木。
丁度、大手門が出来上がった間際で、運よくこの端材をもらい受けることが出来ました。
そんな記憶が、この駒には秘められています。

同資料館では、ひょっとするとこれと同じものが、本物の出土駒に混じって観ることがあるかもしれませんね。
実は、小生自身、最近までこのことをすっかり忘れておりました。
何せ随分前のことですから。

7~8年前に「駒サロン」の皆と同博物館を訪れた時、どこかで見たような駒。
「ウーン」と良く考えると、20何年か前に自分が作って渡した駒でありました。
直接渡したのなら、忘れてはいなかった。
が、当方は間接的に人づてに渡したので、心と眼に止まらなかった。
いい訳ですが、そう言うことにしておきましょう。











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中将棋駒の操作考

2013-08-18 05:00:42 | 文章
8月18日(日)、晴れ。

札幌のKさんから「中将棋駒の布盤」についてのコメントをいただきました。
分かりやすいように、こちらにも貼りつけさせていただきます。

    布盤と駒 (札幌K)2013-08-17 18:39:12こんばんは
    対局用に 二回りほど大きな布盤を用意しました
    http://plaza.rakuten.co.jp/voyager74656/diary/201308170000/
    http://plaza.rakuten.co.jp/voyager74656/diary/201308170001/
    この大きさだと私の指でも 周りの駒を散らさずに済みそうです

    先生に用意していただいた布盤は詰中将棋の問題を並べるのに使っています
    考えている時間が長いのであまり駒を動かさないし、小さい机の上で解答するのに 丁度よい大きさです
    もう少し慣れてくれば 密集した駒の間でも上手に指せるようになりそうです
    それより 駒の動きになれる方が大切ですね


少し解説しておきますと、
「中将棋駒」は、(普通の将棋駒よりひと回り小さい)レギュラーサイズです。
当方から駒と榧の中将棋盤と一緒にお届けした布盤は、大小2種類。
大は、碁盤に近いサイズですが、僅かに小さい。
小は、更にこれより2センチほど小さい、ギリギリのコンパクトサイズ。
Kさんのブログには実際にその布盤を使っている様子がアップされています。

ところで問題は、駒を持ちあげようとすると、隣の駒に指が触れて「チョッと指しにくい」との感想です。
で、Kさんは少し大きいゆとりサイズの布盤を作り、実戦ではこれを使っているとのこと。
ただ、「慣れてくると立て込んでいても、上手く駒を扱えるようになるのかもしれない・・」。
ともおっしゃっています。

それに対して、当方の返事もアップしておきます。
    
    少し大きめの布盤も制作して、実戦で試しておられる様子を拝見。同慶の至りです。
    ところで、中将棋駒の扱い方ですが、もう一つの方法もあるように思います。
    これも試していただければ、どうでしょうか。

    具体的には、親指と中指(あるいは人差し指)の2本を使う訳ですが、
    まず中指で駒の頂点付近を(やや向うに)押すと、気持ち、駒尻を浮かせることが出来ます。
    そうして浮いた駒尻の角に親指を添えると、周りの駒に触ることなく持ちあげることが出来ると思います。
    いかがでしょうか。この方法を一度試してください。

実は、古将棋の場合、今の将棋とは指し方とか指先での駒の扱い方が少し違うと思うのです。
「水無瀬駒」はじめ、古い将棋駒(特に古い中将棋駒)には、そのヒントがあるという見方です。
駒が立て込んだ将棋は、それなりの最適な駒の大きさや形、厚みがあり、それに向いた指し方があるという考え。
中将棋駒も、とにかく実戦で扱いやすいことが基本。
駒はこれに沿ったものでなければならないと思っています。

これは以前「大局将棋駒」の折にも同じことを考えて、駒の大きさや形、厚みなどを試行錯誤しました。
盤上の駒の扱い方法に関しては、特に駒の厚みの角度。
つまり、頭と尻の厚みの格差はどれくらいが良いのか。
これが駒の操作に関係してきます。
Kさんに試して貰いたいのは、この格差を利用した駒操作です。

対して「布盤」ですが、
同時にお届けした榧の中将棋盤とは違って、差し支えない範囲でコンパクトにするのが良いという考えです。
最初は紙に描いた大小の盤で試しながら、最初はギリギリ小さな寸法に決めて試作品を作ってみました。
ただ、あくまでこの寸法は小生用で、一般的にはもう少しゆとりがある方が良かろうと、数センチ大きくしたものも作ってみました。Kさんにお届けした大小は、この二つ。

ということで、布盤ご愛用のKさんには、使用しての忌憚ないご意見をお願いしているところです。
Kさん、よろしくお願い致します。








    
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5000年前のボードゲーム

2013-08-17 17:50:19 | 文章

サンケイ新聞に、トルコで5000年前おボードゲームの駒が発見されたとの報。

http://sankei.jp.msn.com/wired/news/130816/wir13081618470000-n1.htm

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無事到着

2013-08-17 05:46:35 | 文章
8月17日(土)、薄日。

テレビでは晴れだと表現していますが、空は白っぽく。

仕事は昨日もほぼ一日中、盛り上げ。
先ずは、その前に残していた「桂馬と香車」の8枚。
加えて「玉将・王将」に書体銘と作者銘。
これで1組、区切りがつきました。


「気に入って下されば良いが・・」。
と、数日前に送りだした駒。
いつものことながら、そんな思いで、次の仕事に取りかかっていると、東方から電話。
「無事到着」とのこと。
どうやら気に入っていただけたようで、ひと安心。

このところ、盛り上げ仕事を続けています。
理由は簡単。
このところの気候。
漆と筆の調子が良いからです。
で、次は何をするかな。

手元には、彫り埋めまで済んでいるのが数組。
中には半年から1年くらい前のモノも。
この際、調子のよいときに、幾つかでも進めておこうという気持ちです。
で、この中からもう一つの「古水無瀬」。
昨日の午後からは、仕上げに取りかかっています。

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朝顔の滝

2013-08-16 06:00:48 | 文章
8月16日(金)、曇り。

昨夜もズーッとエヤコン。
今朝も、本当の青空には程遠く。
湿気いっぱいの朝に戻っています。
近くの山も白っぽく。
15キロ先の春日山の姿は見えません。

先ほどからパソコンの前。
しかしながら、思考停止状態。
書くことが思い浮かびません。
と、言うことで漆仕事の窓の外。

こんな思考しか出来ません。

ーーーー
つい先ほどテレビで横浜で開催されている「国際頭脳フェスティバル」。
いろいろなゲームがあるのですね。

今日の成果は、夜にでも。
ではまた。
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和様の美

2013-08-15 18:56:23 | 文章



東京国立博物館。
9月8日まで。
本物を見に行きたいのですが、行けるかどうか。
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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726