ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

遊びをせんとや

2012-01-12 11:49:34 | 日記・エッセイ・コラム

新しくはじまったNHK大河ドラマ「平清盛」。
初回だがなかなか面白そうだ。
 (昨年の「江」は期待外れであったが)
劇中、白拍子の舞子の美しい唄がながれる。

  「遊びをせんとや生まれけむ 
     戯れせんとや生まれけむ」

さらに唄は次のようにつづいている。
  「遊ぶ子どもの声きけば わが身さえこそ動がされ
   舞え舞え蝸牛 舞わぬものならば
   馬の子や牛の子に蹴させてん 踏破せてん
   真に美しく舞うたらば 華の薗まで遊ばせん」
                     

平安末期、
後白河法皇によって編纂された
今様はやりの歌謡集「梁塵秘抄」の巻頭に
おさめられている。

純真に遊ぶ子どもの姿を
憧れの眼で見つめている大人たちの感慨。
 ああ、いまいちどあの頃へ・・・・・

遊びから人生を学ぶこと大であるのに
遊ばなくなった現代の子どもたち。
その結果、大人に成りきれない
妙な人間があちらこちら出現している。

 どなたかな雪に大きく転びしは