戴いた年賀状を
あらためて一枚一枚読みかえす。
「今年こそは・・・・」という件がいちばん多く
だれもが人生にMore betterを望んでいる。
殊に大震災の復興と原発事故の終息は
年が明けても解決できるものではなく
「今年こそは・・・・」の祈りも冷たい風に虚しく
かき消される。
人類は一つ一つ学習しながら
完全な人間になるまで生きつづけることが
神の計画だという。
ほんとうだろうか・・・・
宇宙の奇跡とまで言われている
このかけがえのない緑の惑星を片っぱしから破壊し
ほんとうに人類は生きつづけられるだろうか。
ノストラダムスの予言(ハルマゲドン)もマヤの暦も
キリストの終末論も
人類の我慾に対する警鐘にちがいない。
そのことを人は皆分かっているのに止められない。
まだまだ大丈夫だと高をくくっている。
この奢りこそ
人類の命運が
かなり危険なところまで来てしまっているような
予感がしてならない。
鍋にしやうか真鱈の腹を突きゐて