ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

寒さの中で思うこと

2012-01-28 11:54:27 | 日記・エッセイ・コラム

寒気団に小さな列島がすっぽり覆われて
昨日も今日もぶるぶる。
坐骨神経痛には手足の末端が凍えてつらい。

天気予報の中でしばしば聞かれる氷点下18度とか
マイナス30度というのは
いったいどれほどのものか想像もつかない。

あの極寒の氷上でタローとジローが
生存していた感動は今も鮮烈に記憶している。
世界中の人々が驚嘆し 二つの命に喝采がおくられた


でもよくよく考えたらこれは奇跡というよりも
神のしわざではないだろうか。
タローとジローを生かしておくことで
人間の身勝手さと残酷な行為に
猛省を促そうとしたのではないだろうか。

もし二匹が他の犬と一緒に死んでいたら
おそらくニュースにもならず
その事実は闇に葬られたことだろう。

あれから後
ペットブームの幕開けとなり
日本人の犬・猫に向ける思いが変わり
「ペットも家族」という考えに移行していった。

しかし一方では
虐待を受けるペットも増えて
人間とは懲りない生きものなのである。

     冬銀河那須には那須の風吹くや