行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キツネノカミソリ

2024-10-12 20:00:29 | 花,植物
7月26日、
公園の山道のところどころにキツネノカミソリが咲いていました。


7月26日の薬師池公園、
緑の草原に朱赤色の花がよく目立っていました。
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年生球根植物、キツネノカミソリ(狐の剃刀)です。


明るい林床や林縁などに自生、
早春のまだ他の草が生えていない頃に、
狭長の葉を地上に出して、光合成を行い球根に養分を蓄えます。
そして、他の多くの草が生い茂る頃になると一旦葉を落として、枯れたようになります。


しかし、8月の半ば頃、するすると 30〜50cmほどに花茎を伸ばし、
枝分かれした先端に数個子の朱赤色の6弁の花をつけます。


ヒガンバナに比べて、1ヶ月以上も早く花が咲きます。
今年は9月の高温でヒガンバナの開花が遅れたので、
ヒガンバナより2ヵ月近く早い開花になったようです。


ヒガンバナ同様に有毒植物です。
花の形や開花時期は異なりますが、
葉の形や花と葉を別々に出すところ、有毒植物であるところはヒガンバナと同じです。


キツネノカミソの近くに、ノカンゾウも花をつけていました。
写真を撮り、あらためてみると、
この両者、花の色や形、花の付き方がとてもよく似ています。


これも7月26日、
同じ場所でマユタテアカネのオスを写しました。
腹部がキツネノカミソリの花色によく似た紅色になっていました。


花壇にナツズイセン(夏水仙)の花を見つけました。
スイセンの名がありますが、
ヒガンバナ属であり、キツネノカミソリと同じです。
花期はキツネノカミソリとほぼ同時期、
野生化しているものもありますが、ナツズイセンは基本的に栽培植物です。
コメント
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