行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アオオサムシ、ゴマダラカミキリなど

2024-10-15 20:00:43 | 昆虫
7月24、29日の林縁道散歩にて、
地上や葉上の甲虫を写してみました。


傾斜地の落ち葉の上に光沢のある暗緑色の甲虫が動いていました。
アオオサムシです。
関東・中部より北に分布、
平地から山地の林やその周辺の地表に棲息しています。
日中は倒木や落ち葉の下などに身を潜め、
夜になると地上を歩き回り、他の昆虫やミミズを捕らえて食べます。


林縁の草の葉に光沢のある黒色の翅に多数の白斑、
ごまだら模様のカミキリムシがいました。
体色どおりの名、ゴマダラカミキリです。
体長は3cmほどで長い触覚、その触覚も白黒の斑模様です。
夏、特に7~8月に多く見られます。


最近、多種類の樹木に、
外来種ツヤハダゴマダラカミキリによる甚大な被害が急速に広がり問題となっています。
姿が在来のゴマダラカミキリとそっくりなので、
気づきが遅くれましたが、2023年9月に特定外来生物に指定されています。
ゴマダラカミキリは前胸背中央に2つの白紋が見られますが、
ツヤハダゴマダラカミキリは白紋を持たないなどの違いがあります。
写真のカミキリは前胸背に白紋があり、ゴマダラカミキリです。


ラミーカミキリがまだいました。
5月ごろに発生する中国からの外来種です。
カラムシなどのイラクサ科の植物が食草、
食草が被るアカタテハなどに多少影響が考えられますが、
ツヤハダゴマダラカミキリのような問題はないと思われます。


マユミの木にキマダラカメムシを見つけました。
この虫も東アジアから東南アジアを由来とする外来種、
2000年頃から急速に分布が拡大して、関東より北の地域でも見られるようになりました。
地球温暖化が影響しているようです。


ホシハラビロカメムシ。
マメ科植物、特にクズの葉にいるのをよく見ます。


甲虫ではなくバッタですが、
ツチイナゴの幼虫が早くも見られました。
ツチイナゴは成虫越冬のバッタ、
10月~7月初旬まで成虫、夏の間は幼虫が姿を見せる変わった生態を持ちます。

コメント
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