浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

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歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
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コンスピラシー・セオリー

2006-02-25 12:21:45 | 読書
海野弘の「陰謀の世界史」超面白かった。
本書によればコンスピラシー・セオリーとは、「身のまわりに不思議な出来事が起きる。もしかしたら、それは偶然ではなくて、なにかの陰謀、<彼ら>の企みではないだろうか。(陰謀史観とも云う)」という考えだそうだ。

そして、今、このコンスピラシー・セオリーが流行りだという。

陰謀そのものではなく、陰謀史観が流行っている?

インターネットの普及に伴い真偽判定不能な情報が蔓延。ソースが確かなニュースと同時進行的に「実は...」という情報が手に入るようになった。

小説も映画も陰謀説が大好き。

テレビドラマ「X-FILES」確かに夢中で観てたっけ。なるほど。

そして勿論現実のニュース、ケネディ暗殺の真相、ダイアナ妃の事故。9.11。これらのニュースにはコンスピラシー・セオリーが常に同時進行で走っている。

確かに、これを流行と云わずなんと言おう。

http://members.jcom.home.ne.jp/y-yseki2002/dokusho2005-4.htm#海野弘②

現実の陰謀家と陰謀があると思い込むパラノイアが追いかけあい混じりあう事でコンスピラノイアが生まれ「現実」にスピンがかかっていく。

正に真理である。