先週に引き続き、お仕事お持ち帰りで週末仕事をしなければならないのだけど、これが出張して回った説明会の質疑に関する議事録の作成。なんつっても18回もやって各々の回の質疑だけで1時間を超えているので、原稿を起こして貰ったものを推敲しているとは云え、聞き取れなかったり、主旨が解りにくい部分は繰り返し聴くのでボイスレコーダーの音声を聞くだけでも2時間くらいかかってしまう。
今日も午前中から取りかかったのだけど、流石に飽きてきた。もう面倒だ。カミさんを誘って真間にある弘法寺の伏姫桜を見に行く事にした。
南総里見八犬伝ファンの夫婦としては、八犬伝のテーマソングを口ずさんで向かうべき場所でありながら、桜が咲いた時期に行こうと思うとなかなかタイミングが合うものではない。何年越しのターゲットであった訳でありました。
弘法寺
期待以上に重々しい門で素晴らしい。つーか。どんだけ維持費がかかっているのか、檀家の方々の負担は尋常なものではなかったりしないのだろうか等とついつい余計な心配もよぎる。
伏姫桜
この桜は樹齢400年ほどになるものなのだそうだが、八犬伝に因んだ名になっているのは、当然ながら江戸時代以降な訳で、この桜が咲くあでやかな姿からそう呼ばれるようになったのだそうだ。確かに一種妖しい美しさを感じてしまうような桜でありました。
うーん。これて良かったなぁ。
真間万葉顕彰碑
これ、ちゃんと調べて行かなかった報いだ。これは万葉集の古歌を歌った最古の碑なのだそうだが、実はこの界隈に三つある。
これは、継橋のものだが、これ以外に、真間井、真間娘女墓があるのだそうだ。
「足の音せず行かむ駒もが葛飾の真間の継橋やまず通わむ」(読み人知らず)
あとの二つは何時かまた別の日に。
真間の継橋
そしてこれが継橋。もうすでにその下に川はない。
手児奈霊堂
この手児奈は伝説の女性であまりの美しさに複数の男性から求婚され、だれかを選べば選ばれなかった人を不幸にするとこの真間山の崖から海に身を投げて亡くなったと云うお話があるのだそうだ。
そうここは台地の端っこ。この台地の前はその昔海だったと云う訳なのでありました。継橋もかつては湿地帯の洲と洲の間をつないだ小さな橋だったのであろう。
であろう。なんて偉そうな事を書いてますが、仕事ほったらかしてますらかね。帰って予定の半分だけになっちゃいましたが、カミさんに呆れられながら仕事をしました。