五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

チューリップ

2013年01月08日 | 日々のつれづれに
お客様からチューリップの鉢植えをいただいちゃいました。

近所のお客様から、以前家で購入していただいたゴム印のインクが無くなったという電話をもらったのが昨日のことでした。

このゴム印は中にインクを入れて押すタイプのもので、メジャーなブランド名を取って“シャチハタ印”と呼ばれていますが正しくは“浸透印”といいます。
お客様の住所と店名・電話番号が入ったいわゆる“住所印”という特注の商品です。

たまたまお客様の近くに行く用事があったので家に伺って見せてもらうと、すっかりインクがなくなっている状態でした。
長く使い続けたのでゴム部分も磨り減っていて、お客様も「新しく作ってもいい」とおっしゃいました。

そうはいっても見たところまだ使えそうなので新たに作るのはもったいない(特注品なのでけっこう値が張ります)のではんこをお預かりし、以前制作を頼んだ甲府市内の会社まで行って見せたところ「完全に乾いてしまっているので元通りになるかわからない」といいながら補充インクを売ってくれました。

家に戻り、はんこの中にインクを補充し印面にインクが染み出してくるのを待つこと十時間、やっとかすかに文字が見える状態になりました。

補充インクを売ってくれた方が言ってましたが、「浸透印は完全に乾燥させてはいけない」「冬場はインクが浸透しにくいので温かい状態で染み出すのを待った方がいい」「使えるようになるまで早くて半日、ひょっとすると丸一日かかるかもしれない」なのだそうです。

まさにそのとおり、今日のお昼になってやっとはんことして使えるくらいになりました。
買ってきた補充インクは三分の二くらい使ってしまったでしょうか。

午後になってお客様(実は花屋さん)のところに伺い、事情を話してはんこをお渡ししたところ大変感激されて「わざわざ甲府まで行ってもらって」との言葉と共に入荷したばかりの鉢をひとついただいてしまったのです。

インクの値段よりも高価なお花をいただいてしまい、かえってこちらが恐縮してしまいました。
いただいた鉢植えはお店に飾って、咲くのを楽しみに待とうと思います。