五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

なでしこ五輪消滅

2016年03月07日 | 日々のつれづれに
なでしこ五輪消滅…中国勝利で残り2戦全勝でも圏内2位届かず

本日の試合結果で完全に可能性が無くなりました。
実際にはその前の中国戦に敗れた時点で、事実上無理な展開ではありましたけど。

W杯に優勝し、五輪でも銀メダルを取るなど、アジアは言うに及ばず世界的にもトップレベルだったなでしこジャパンのあっという間の凋落ではありました。

原因はいろいろとあり、これからマスメディアなどでも本格的に取り上げられると思いますが、やはり世代交代がうまくいかなかった、ということに尽きるでしょうか。

長い間なでしこを引っ張ってきた澤穂希選手が引退した分を、新戦力で補うことができなかったというのが大きかったのかな?
彼女のチカラは攻撃力ではなく、その守備力にあるというのは良く言われてきました。

「いったい、サワは何人いるんだ?」

と、相手チームから言われるほど、危険な場所に常に姿をあらわし、危機の芽を事前に摘み取る能力は他の選手には真似のできないものだったようです。

もうひとつ。

テレビの中継では、グラウンドを高い位置から撮影していますので、ボールの行方、たとえば味方のパスの精度などが素人の私にも良くわかります。
いわゆる岡目八目というやつですが、最近のなでしこのパスは、男子の日本代表のようになってきていると思いました。
決してほめているわけではなく、不用意に相手選手のいる近くにパスを出して奪われてしまうことが多くなってきたと感じています。

以前はそういうことがまれにあっても、澤選手などによりすぐに奪い返すことが出来たのですが、最近はそのパスミスをきっかけに得点を奪われるシーンが目立ってきたなと思います。

相手チームだって、なでしこの戦いぶりを何度もビデオで見て研究しているのでしょうから、次第に彼我の差は狭まり、いつしか逆転を許すようになってしまっていたということなのでしょう。


今大会を最後に佐々木監督は退任する方向だそうです。
澤選手の引退とともに一つの時代が終わったということなんでしょうね。

今回を機会に代表の大幅入れ替えがあるのだと思います。
一時的には弱くなってしまうかもしれませんが、新たな戦力を得て、ぜひとも再び強いなでしこの復活を期待したいと思います。
コメント
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