五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

町内の道祖神(3)

2016年03月13日 | 市川三郷百景
市川大門地区(市川三郷町)の道祖神巡りの三回目は、芦川橋の近くにある二体です。

まずは、「一丁目の道祖神」。
芦川橋から下って本通りに至る途中の御崎(みさき)神社の鳥居の灯篭の脇にひっそりと立っていますので、見過ごしてしまいそう。


御崎神社は、4月の第一日曜日、旧隣町(三珠町)の表門(うわと)神社から神輿が担ぎ出され、芦川の中を渡る、いわゆる御幸(みゆき)さんを行う神社として有名です。

ここの道祖神も双体道祖神。
建立は文政八年(1825年)、町内の道祖神の中では三番目に古いものだそうです。




もう一つの道祖神も一丁目にありますが、こちらは古い地名を取って「大北(おおきた)の道祖神」と呼ばれています。


今は延寿院(跡地)の観音堂の横にあり、ちょっと探しにくい場所にありました。
古い道沿いに立っていたものでしょうか。

火伏の神として知られる秋葉様の石祠の右隣に立っている双体道祖神です。


町内の道祖神は、秋葉社の祠と並んで祀られていることが多いですが、元々そうだったのか、それともいつかの時代に移設されて並んだものなのかはよくわかりません。


こちらの道祖神の建立年はわかっていません。
ご覧のように、永年そこら辺にころがっていたかのように摩耗しており、かろうじて道祖神とわかるような状態なのですから、無理はないかな。
一見、かなり古そうに見えますが。

※「甲州・市川のまちづくり読本」より