UMA君のお部屋

山遊びのページ

貝月山 粕川東谷支流鷹巣谷遡行、かべや谷下降

2017-07-15 16:35:29 | 山歩き…岐阜市近辺の山
山行日:2017年7月15日(土)

天気:くもりのち晴れ

山行者:単独です。

CT:東谷林道終点8:32…鷹巣谷入渓8:33…連瀑帯870~930辺り…8m滝950辺り…

登山道10:40…貝月山10:49~10:58(かべや谷へ下降開始)…東谷出合12:08…

よへん谷出合付近12:37…東谷林道終点12:42



今回は地形図を見て気になる沢へ行ってきた。

当初遡行する谷、下降する谷の名は知らなかったが現地の立看板によると

遡行する谷は”鷹巣谷”、下降する谷は”かべや谷”というらしい。




ちなみの立看板、旧春日村の林道へ入っていくとよく見かけるのだが、

帰り際に出会った漁協監視員の話によるとどこかの個人が立てているらしい…。

東谷林道終点は地形図からは読み取れず鷹巣谷出合より東谷上流側へスグ。

ここまでは舗装路が続き、終点はちょっとだけ広く3台くらいは停められそうだ。

(かつてここが登山口であった名残。今は計画書投投入しても…。)

鷹巣谷入渓直後はナメがあり期待できるかな思ったが続かず。


藪がかったゴーロの谷が続く。




750の谷がほぼ直角に曲がる所を期待していたが左岸側に岩壁があるのみ。

このままゴーロのおとなしい沢が続くのかなと思っていると

870辺りに2段の斜瀑。




しかもその上にもその上にも出てくる。









どうやら連瀑帯のようだ。

水量が少ないためか深谷のような豪快さは無いが

ほとんどが流心か脇を登って行ける。

すべて小滝の連続であったが落差にして50~60mくらいだろうか。

そのあともナメが続く。

もう無いかな?と思っていると950に8m程の滝。


岩肌が逆層のような小さな段々模様で印象的だ。

これを過ぎると滝が無くなりスッキリとした源流風景になるが、


しばらくすると沢の中まで笹藪地獄となる。


押しても跳ね返されてなかなか前に進まない。

いい加減苛立って右岸尾根に逃げることにした。

こちらとて笹藪地獄が終わると灌木地獄。

僅かながら見えるケモノ道をたどって尾根上に出た。

尾根上も灌木地獄、これじゃあ沢にいるのと一緒だ。

ふと尾根の左側を見ると藪が薄くなっている。

尾根から一段下がったそこには尾根に並行してケモノ道が続いている。

尾根の真上から鷹巣谷側は藪(枝が横に広がるタイプの木が多い)が酷いのに、


かべや谷側はなぜか藪(幹、枝が直立している木が多いように見えた)が薄い。


なんでだろう~。

疑問に思いながらもかべや谷側へ一段下がったところを行く。

ケモノもきっと毎日出勤しているからどこが通りやすいかわかっているのだろう。

スピードアップし無事登山道へ出ることができた。


10分弱で貝月山、にぎわいは無く静かな山頂。


伊吹山山頂は雲に覆われ、北の方も低い雲が浮いていて遠くでゴロゴロやっている。

ベンチに座りマッタリやっていると品又谷の方から9名のグループ。

全身びしょ濡れの変ないでたちの僕を見てどう思っただろうか。

ドーナツ休憩をし腹が満たされたら長居する必要はない。

かべや谷へ下降すべく笹藪の中へ入って行った。

後ろでは驚きのような悲鳴のような数人の叫び声が聞こえた。

驚かすつもりはなかったんだけどね、これが僕のスタイルなのでね。

激笹藪はやや下に向かって寝ているので登りよりはやや楽。

だけどたまに絡み付いてきてうっとおしかった。

50m程下降すると笹は消え灌木帯に突入、大ダワのと比べれば屁でもねえ。

そのうち小さな沢型が見え、他の沢型と合流する辺りには水が流れてきた。


かべや谷もゴーロの谷。


小滝もなくこのまま順調に下って行くのかなと思ったけど、

なかなか魚影が確認できなかったので魚止め滝クラスあるのだろうとドキドキした。

結局滝と呼べるようなものは全くなく東谷出合に到着。

途中から魚影も確認できたのであまり上の方まで遡上していないだけなのだろう。

東谷は日越峠まで道が続いているように地形図では描かれているが

実際はかなり自然に戻っている様子で、ケモノ道なのか登山道の名残なのかは判別できなかった。

途中一か所テープを発見したが釣り師のものなのかハッキリしない。

東谷は今回遡行した支流とは違い水量多く、滝や深い淵がありよい景観だっだ。




よへん谷出合付近の炭焼き小屋跡辺りから左岸にかつて道として使われていた跡がハッキリとなり

踏み跡をたどっていくと5分ほどで林道終点に着いた。

本当は土日で塩見岳へ行く予定だったのだけど悪天予報のため日帰り沢登りにすり替え。

鷹巣谷は当たりとは言えないけどプチ当たりくらい。

かべや谷は下降にはピッタリの谷で面白みは無いけどスピード下山できた。
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大ダワ 横谷遡行、ナベ谷下降(大滝上から尾根に逃げた)

2017-07-09 20:59:55 | 山歩き…岐阜市近辺の山
山行日:2017年7月9(日)

天気:くもり

山行者:単独です。

CT:駐車地8:16…横谷…大ダワ11:47~12:05…ナベ谷下降12:18…

大滝上13:45…左岸尾根上14:28…神又谷16:07…林道16:39…駐車地17:14



日曜も晴れ予報に変わったので二日連続で沢へ。

実際は曇りで山から下りてきたら雨降ってきたけど…。

横谷は下の方は小滝がじゃんじゃん出てきて登り甲斐がある感じ。








上の方はしっとりとした癒し系の谷という感じ。

(天然ワサビ田広がる天国の詰め。のち地獄に変わる。)

水線を追って行ったらかなり東の方に出た。

GPSを頼りに藪を漕ぎ消耗、やっとこさ三角点を見つけた時にはヘロヘロ。


下降はナベ谷、最初は結構急降下で950辺りから水が流れ出しすぐに小滝が現れた。

(ナベ谷源流域も天国、栃の大木が点在する。)







3つ程やり過ごすと大滝登場。


参考にしたI&K氏は懸垂下降、T氏は巻き。

上段の底がハッキリ見えない!ホントに懸垂下降できるのか?30mWで。

下段は落ち口は見えるけど規模がわからない。

巻きもどこからどう巻くのか。

うーんと考えた末に取った行動はまさかの左岸尾根からの巻き。

左岸尾根はシャクナゲ等の灌木の激藪で足が地面に着かないほど。

しかも地形図からは想像できない程の痩せ尾根。

なかなか前に進みません。

登ってきた支尾根の隣の支尾根を下降してナベ谷に復帰しようと思ったけど

これまた地形図からは想像できない程の急な尾根。

左岸尾根に戻って緩い等高線の尾根を追って神又谷まで下りましたとさ。

神又谷廃林道を急ぎ足で歩いていたら、ふと鈴の音が消える。

ザックに吊り下げていた熊鈴が無くなっておりました(涙)

来た道を戻って探しましたが見つからず。

25の時からずーっと使い続けていたのに無くすとはOTZ

結局駐車地に着いたのは計画より2時間半オーバー。

緊急連絡先のK瀬氏に電話入れたら心配していたとのこと。

まあ、遅れて下山しても怪我しなかったのは不幸中の幸い。

帰宅してI&K氏に大滝どうやって下ったの?と聞いたら

あっさり”懸垂下降で!下部滝は簡単に巻けた”と言われてしまいました。

OTZ
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サガド谷・中山谷遡行、西ダケ谷下降

2017-07-08 16:36:23 | 山歩き…岐阜市近辺の山
山行日:2017年7月8日(土)

天気:晴れ

山行者:単独です。

CT:駐車地8:16…作業道…取水堰堤(入渓)8:33…440二俣9:10…大滝…520二俣9:31…

30~40m連瀑…無名ピーク10:55…昼食11:09~11:25…西ダケ谷へ下降11:31…

440二俣12:40…作業道…駐車地13:19


(左が北)

昨年、指を怪我してしまって引き返してきた谷にリベンジ。

駐車地から取水施設までは作業道を使いワープ。

藪とクモの巣を気にしながら440二俣まで来る。

前回はここから西ダケ谷へ入っていったが今回は中山谷へ。

二俣すぐに大滝が現れる。


シャワーで行けばなんとなく行けなくもない気もするが安全を取って左から巻き。

巻きの途中、切り開かれた斜面で大木が切り倒されていた。


中が空洞、自然に倒れると危ないからか。

大滝は作業道が有り簡単に巻けた。

520二俣までは緑濃い谷、特に何もなし。

二俣から左へ行けば三角点へ。

右に進路を取るとすぐに滝でシャワーで登っていく。


ちょっとした連瀑になっているようで幾つか滝が続いた。




全部直登とは行かなかったけど、ずぶ濡れになりクールダウンした。

その上は緩やかな小川が続く。


滝上に残念な姿をさらした大木が…また切り倒されていた。


こちらは特に腐っているとかそんなんじゃないのに。

小川は結構続いていて小滝が1、2か所あったのみ。


ナメとか期待したんだけど素晴らしいものは無かった。

名無しピークへの詰めは激笹藪で左の支尾根に逃げてやり過ごしたが

無名ピーク上も笹藪で腰を下ろすところもなかった。


下降する谷へ尾根を下っていくとその尾根は踏み跡ありで小さなコブ辺りで腰をおろし昼休憩。

この小さなコブは下に青テープが落ちていた。

下降の谷は水が現れるところまでは結構急で落ち葉が堆積していて滑りやすいところもあった。

西ダケ谷は砂と石ゴロゴロの谷。

大滝と呼べる規模のものは無く散発的に小滝が現れる。



(これは滝の下部に石が詰まったおもしろ石門滝。)

昨年巻こうとしてずり落ちて指を怪我した滝は落差6m程だが


両岸立っていてるので安全で懸垂下降を選択したが、

使用した木の幹が太さ10cmもなく弱弱しそうで

下降中に折れたらどうしようとビビって下ったら右手を岩に当ててしまいちょっと切り傷。

全然血は出なかったけど…このビビり加減なんとかならんか~?

3つほど小滝をやり過ごし440二俣へ。






大滝の巻きで使った作業道を下り駐車地へ一気にワープ。

不本意ながらお土産にニョロ3匹。

2匹は実家で沢装備手洗い中に、最後の1匹は自宅で洗濯後の洗濯物の中から。

塩漬けにしてから切断してやりました。
コメント (2)
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