『NETアイ』でプロの視点として、消費と産業の深層を探る、称して、
7月6日付けで、標題について、深堀 純・編集委員が綴っている。
転記させて頂きます。
団塊の世代のサラリーマンが、定年を迎える日が近づいている。
彼等が退職して自由に使える時間が増えれば、
趣味や余暇に関わる市場は当然膨らむ。
その規模は、日経MJの推計で、現在の1.7倍の年間5兆円。
宝の山を掘り当てようと様々な企業が手ぐすねを引くが、
問題は彼等が思い描く理想の老後の現実のギャップ。
税金などの負担増が今後重なると、
絵に描いた餅に終る可能性も否定できない。
団塊の世代のサラリーマンは、2007年から2009年にかけて、
定年を迎える。
その日に向けたカウントダウンが始まったこのタイミングで、
彼等が退職後の生活をどのように思い描いているかを
日経MJが調査を行なった。
その結果は、今日の日経MJに詳しいので観て頂くとして、
いくつかのポイントについて考えて見たい。
ひとつは、団塊の世代の男性が、趣味や遊びに極めて強い意欲を持っていることだ。
調査では、旅行、アウトドア・スポーツ、テニス、ゴルフ、料理、パソコンなど
24の趣味項目を挙げて、
「現在しているもの」
「今後ずっと続けたい。これから始めたいもの」を聞き、
それぞれついて
「現在かけている金額」
「今後かけたい金額」を答えてもらっている。
その結果を見ると、
ほぼ全ての趣味について、現在かけている以上の金額を
今後もかける考えだと分る。
団塊の世代は、上の世代に比べて消費性向が高い半面、
会社人間、仕事人間ともいわれる。
それだけに、退職したら思う存分、趣味や遊びを考える気持ちが強いのだろう。
ちなみに5兆円の市場規模は、それぞれの趣味を
「今後も続ける。これから始めたい」人の割合から、
団塊の世代のの男性全体(335万人)ては何人になるかを推計、
それぞれについて「今後かけたい金額」を掛けて算出したもの。
この通りになれば、巨大な市場が生まれることになる。
問題は、退職後、趣味や遊びにそれだけのカネをかける
《理想の生活》が実際できるのかどうかだ。
【続く】
7月6日付けで、標題について、深堀 純・編集委員が綴っている。
転記させて頂きます。
団塊の世代のサラリーマンが、定年を迎える日が近づいている。
彼等が退職して自由に使える時間が増えれば、
趣味や余暇に関わる市場は当然膨らむ。
その規模は、日経MJの推計で、現在の1.7倍の年間5兆円。
宝の山を掘り当てようと様々な企業が手ぐすねを引くが、
問題は彼等が思い描く理想の老後の現実のギャップ。
税金などの負担増が今後重なると、
絵に描いた餅に終る可能性も否定できない。
団塊の世代のサラリーマンは、2007年から2009年にかけて、
定年を迎える。
その日に向けたカウントダウンが始まったこのタイミングで、
彼等が退職後の生活をどのように思い描いているかを
日経MJが調査を行なった。
その結果は、今日の日経MJに詳しいので観て頂くとして、
いくつかのポイントについて考えて見たい。
ひとつは、団塊の世代の男性が、趣味や遊びに極めて強い意欲を持っていることだ。
調査では、旅行、アウトドア・スポーツ、テニス、ゴルフ、料理、パソコンなど
24の趣味項目を挙げて、
「現在しているもの」
「今後ずっと続けたい。これから始めたいもの」を聞き、
それぞれついて
「現在かけている金額」
「今後かけたい金額」を答えてもらっている。
その結果を見ると、
ほぼ全ての趣味について、現在かけている以上の金額を
今後もかける考えだと分る。
団塊の世代は、上の世代に比べて消費性向が高い半面、
会社人間、仕事人間ともいわれる。
それだけに、退職したら思う存分、趣味や遊びを考える気持ちが強いのだろう。
ちなみに5兆円の市場規模は、それぞれの趣味を
「今後も続ける。これから始めたい」人の割合から、
団塊の世代のの男性全体(335万人)ては何人になるかを推計、
それぞれについて「今後かけたい金額」を掛けて算出したもの。
この通りになれば、巨大な市場が生まれることになる。
問題は、退職後、趣味や遊びにそれだけのカネをかける
《理想の生活》が実際できるのかどうかだ。
【続く】