「中華香彩 ジャスミン 口福厨房」
日本橋直結の商業施設「コレド日本橋」 B1。
店先ではお弁当が販売され、フロアの共用通路に向かいカウンター席がレイアウト。
表から覗きこむとテーブル席の用意もあったが、いたってカジュアル。
店舗の正面にはエスカレーターがあり、
立地的に、B1は4Fのレストランとは異なり、ささっと食べて移動できる飲食店や
ベーカリー、カフェがフロアを占めている
ショッピング前に立ち寄ったが、聞いてみるとこの日の営業は11時40分を過ぎたぐらいとのこと。
アバウトなのだ。そのため帰りに再チャレンジし、入店できた。
「奥のお好きなところにどうぞ」
足を進めると、通常のテーブル席のほか、複数人で使用できる大きなテーブル席、
また奥にもカウンター席があったので、自分は正面に人が座ることのないカウンターを選び、
荷物を足元に置いた。
着後、すぐには自家製野菜ジュースが運ばれ、「食前に飲みください」とのサジェスチョン。
卓上を見ると、自家製漬物が入った薬味入れ、メニュー、紙ナプキン、爪楊枝。
箸は箸立てにまとめて用意されている。
メニューを広げると、一番上にはJASMINE名物“よだれ鶏”の紹介。
本店のよだれ鶏、美味かったな――。思いだし、喉がごくりと鳴った。
JASMINE名物“よだれ鶏”の値段は1,200円、ここにミニ麻婆豆腐をつけると1,400円だが
当店の麻婆豆腐は未食。本店のレシピを継承しているものと仮定し、つけてみた。
JASMINE名物“よだれ鶏” 蒸し鶏の特製香りラー油セット(ミニ麻婆豆腐付き)@1,400
ライス、スープ、杏仁豆腐を従え、角盆での一緒出し。
レンゲスプーンとデザートスプーンも同行している。
注文してから、目の前に出されるまで、不審に思えるほど早く、一抹の不安を感じるが、
腹も空いていたので、箸立てから箸を一膳抜き取り、口をつけた。
スープの具材は、豚肉、干しシイタケ(スライス)、溶きたまご。
食べ放題の自家製漬物はザーサイ。
本店同様、大根を期待していたので、正直がっかり。特筆なし。
お替り自由の白飯は、茨城県産のコシヒカリ。炊飯器で仮眠中だったよう。
表面にはゴマが浮き、トップには刻みネギ、食感のアクセントになるピーナッツも散らされ、
脇には茄子、下には叩きキュウリが沈んでいる。
板春雨がないことを除き、本店と参加メンバーは同じなのだが、鶏肉は、カキンカキンに
冷えて硬く身がしまり潤い不足。(もちろん、同様にメンバーも芯まで冷えている)。
黒酢をベースに香辛料の風味を移し特製ラー油で完成させた
甘辛のたれはバランスが狂い、激烈に濃い。
ニンニクも効きすぎて、後半にはしょっぱさが前面にきて喉が渇いた。
調味の手加減を願いたい。
これは飲み物に非ず。もちろん、飯にもかけられない。
ミニ麻婆豆腐を味わう。
豆腐は滑らかで、粗い挽肉が食感を作り上げる。
刻みネギ、豆鼓が入り、花椒のビリッと感はあるものの、ベースが力不足のようで、
味が薄っぺらく感じた。
よだれ鶏同様、ランチを見越しての作り置きと推測しているが、
200円ミニ麻婆豆腐と考えれば、問題なく、普通にいただける味ではある。
時間を調整してチャレンジしたのだが、期待値が大きすぎたのかもしれない。
やはり、よだれ鶏は、本店に限る。たいへん失礼いたしました。
中華香彩JASMINE口福厨房
東京都中央区日本橋1-4-1 コレド日本橋 B1
TEL 03-6265-1669
営業時間/ 月~土 10:00~22:00(LO.21:30) 日・祝 10:00~21:00(LO.20:30)
定休日 コレド日本橋に準ずる -店舗情報「食べログ」より-
※ランチ満足度数は、3.2~5.0