その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

自殺問題関係者研修?

2010-07-29 06:26:18 | 夢屋王国
冒頭から深刻なタイトルではありますが内容はありません^^;
昨日、職場で回覧された研修会の資料のタイトルであります。秋田・青森・岩手・山形の東北4県は自殺件数が毎年ベスト5を占め、そこに島根県が5位あたりをうかがうという、あまり歓迎できない統計資料であります。男性は「生活問題」、女性は「健康問題」に主要原因が集中する傾向にあるようで、交通事故死よりも件数が多くなっていると講演者は警鐘を鳴らし、自殺予備軍が示すサインを見逃さないで・・・と続くのですが、それに対応する機関が無い。家族や友人、職場といった人間関係が構築されている場合は、周囲が対処することも考えられるのですが、没交渉に陥ってしまった人間はどうすれば良いのでしょう?夏の暑い午前中から重い資料を読んでしまいました。
仕事が一区切りしたことと、夏バテとも言える体調不良で、午後半日、仕事を休ませていただきました。暑くて眠れもしない。これはビールの力を借りて・・・これでは夏バテも治る訳も無いのでありますが^^;
地元CATVでは、懐かしい映画『野生の証明』を放送しておりました。1978年放映の映画ですから、かれこれ30年以上経っております。高倉健さんも薬師丸ひろ子ちゃんも若かった。『森村誠一』さんの原作も当時さらりと読んだ記憶があるのですが、角川映画は、CMが先行し、結末でがっかりすることが多かったので、まともに観たことがありません。観るでもなく眠るわけでもなく、ボーッとした時間が経過する中で、小説と映画の曖昧な記憶の部分が何となく繋がったような気がします。「お父さん怖いよ。誰かがお父さんを殺しに来るよ。」などと、当時話題を呼んだ台詞を思い出しながら、「お父さんたちは、そう簡単に死ねません。」などと、半病人のオヤジは叫ぶのでありました。
畑の賢者「アマガエル執政」でも、生や死の概念は持ち合わせていないようであります。しかし、空腹時は虫を食べ、乾燥から逃げようとする行動には、生と死を分けるタイミングや環境を体得しているとしか思えません。残念ながら退路を誤り、乾燥死している姿は自ら選んだ結果ではありません。生きることに執着している訳でもなく、死に恐怖を覚えている訳でもない生活ではありますが、目を細め、思索するように思えるポーズは、何かを考えているとしか思えないのであります。
コメント
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