被害果の主犯を教えたんですが…
露地の夏秋きゅうりは、かれこれ5年ほど作付けしている。ハウスの抑制きゅうりは、今年から挑戦しております。雪が降る山形県では、5月下旬に露地の夏秋きゅうりを定植し、7月上、中旬からきゅうりを収穫し、9月下旬頃まで引っ張れれば合格。抑制きゅうりは8月上旬(夏秋きゅうりの最盛期だから、何でこの暑い時期にと思いつつ、秋を見越して定植する。)に植え付け、9月上旬には収穫が始まる。これで10月下旬まで収穫を引っ張って、樹勢が衰える10月下旬から11月上旬は、地元の直売所に卸せれば合格…約4ヶ月の収穫作業で、長男『ポン太郎君』の半年分の給料を稼ぎ出そうという算段であるのだけれど、毎年7月の梅雨明け頃に圃場は褐斑病と炭疽病に見舞われ、8月下旬にはダメにしてしまう。順調に推移していると思われた抑制キュウリも最近「ウリノメイガ」による被害果が増え始めております?
きゅうりの単価は悪くないんだけれど…
「殺虫剤散布したか?」「先週の土曜日に散布しました。」…長男『ポン太郎君』が手先が見えなくなる夕刻まで管理、摘葉し、薬剤散布していることは十分承知しているので、「任せた!」と彼の意欲向上に期待し、それ以上追及しないのだが…おかしい!一週間経過して被害果が減るどころか増えている。それも被害状況が薬散以前より悪化している。「何撒いた?」「×〇%$…。」「どれ、見せてみろ!」…何とそれはアブラムシ用の殺虫剤でありました。「お前はアホかぁっ!腹病みしているのに、頭痛の薬飲んで治るかぁっ!」彼の頭の中には殺虫剤という分類はあっても、「選択毒性」という分類は無かったようであります。
夏秋きゅうりの病害は、頭ごなしに怒鳴りつけた…もう5年間も同じことを繰り返しているから。しかし、害虫防除はねぇ…「未学習!、未学習!教えていない俺が悪い!」そう心に念じて怒りを抑えるのであります。(「常識だべぇ」と言いたいところを我慢して^^;)さっそく、専用薬剤を購入させ防除させましたが、どうなることやら?「きゅうりの枯死は、お前の命のタネが尽きるのと同じ。10月一杯死守せよ!」そう厳命して晩酌をするオヤジ…彼の奮起に期待しているのでありますけれどねぇ。(冬期間は座学しないとダメですかねぇ?)