「アタシャ真っ赤なウソつき」
そりゃ~ピーマンに失礼です。中身のないピーマンだって、少しは物を考え真っ赤になって怒っているのでありますよ。(いや?収穫するのを忘れられて怒っているのかも知れない^^;)
さて、本日より10月であります。今年も残すところ3ヶ月…幾らの稼ぎにもならないけれど秋野菜の間引き作業をして、少しでも『夢屋農園』の売り上げ増につながればと朝からパタパタと働いております。地物の「夏秋きゅうり」はほぼ終了し、直売所のキュウリは『夢屋農園』の物と2軒の競合する農家のみとなり、寡占状態であります。『独占資本』ならば、ここいらで価格を思うままに吊り上げ、収益の確保を図り、次なる再生産活動につなげるべきであります。しかし、きゅうりは必ず食べなければいけないものでもないから、スーパー並みのバカ高い値段表示にするつもりもない。オッカーは「家のC級品が1本68円だったわ!」などと、農場長の心を揺さぶるような話もするのでありますが、「あそこの直売所のキュウリが安くて美味しい。」「夢屋農園のキュウリは安い=夢屋農園の農産品は安くて美味しい。」という口コミ効果と『人寄せパンダ』の如く、客足が伸びれば他の農家さんの販売数も伸びるのではないかという期待を持って、価格は据え置き市場価格であります。
Go To キャンペーンも良いですけれど…
さて、10月1日は、酒税法(税率)改正の日でもあります。統計を見ると1995年頃をピークに酒類の消費量は減少傾向にあります。人口動態(高齢化の進展)とブームによって、酒類の消費動向にも若干の変化はありますが、全体としての消費量は減っております。さらに、酒税も減っている。「酒税」は地方税が課せられない、純粋な国税でありますから、貴重な税収を確保するためには国税庁も必死であります…なら、なぜビールの税率を下げる?新ジャンル(いわゆる第三のビール)に押されて消費量が低下しているから…本来、物品税は「贅沢品課税」だった。貴金属類や洋酒(この場合関税が主であるけれど)に高い税金が課せられていたはずであるけれど、消費税の導入と外圧で値段が下げられた。「ジョニ黒」などの高級スコッチが庶民にも手が届くお値段になったことはありがたいとは思うのだけれど…。
お買い物をするスーパーの小売り価格で税額を割り返したら、値上げと値下げで価格に占める税額の割合がほぼ拮抗しておりましたよ。これからさらに2年掛けてビールの税率が下げられ、新ジャンルもビールと酒税が同額になるという…結局のところ、庶民が逃げで飲んでいる「第3のビール」の課税強化であり、これまたお金持ち優遇と言われても仕方ない税制であると思うのだが…税率(税額)だけを公表しているからまだ安いと錯覚させられている。「貧乏人への課税強化だ!」と怒りの声が上がらないのは、上手な情報操作によるものと思えて来ましたよ(怒)