「薬害」かなぁ…オラの園地じゃないよ^^;
世の中には「必要悪」というものがある…「農薬」もまた、そのひとつかも知れないなぁ。魚毒性や催奇性など厳しいスクリーニング検査を受けているとは言え、自然界には無い物質を散布する訳であるから、撒かないで済むなら極力使用したくはないのでありますよ。それでも、水田除草剤は、夏の除草作業という重労働を伴うから使わない訳に行かないし(カルガモ農法に取り組んでいる方もいらっしゃいますが)、植物の病気は、一度まん延してしまうと止めることなど出来ないから、「使用基準」に従って、予防的に散布せざるを得ないのが実情です。(病変葉を見つけては、早めに摘葉するということもしておりますけれどね。)
はてさて、こちらの「リンゴ」(オラの園地じゃないよ^^;)…殺虫剤の希釈濃度を間違えたのか、除草剤使用後の器具を良く洗わなかったのか?散布後に葉っぱが褐変しております。スミチオンによるアブラナ科植物での薬害はあるけれど、殺虫剤濃度による「薬害」というものをあまり聞かない。(知識がない。)ネット検索はしてみたけれど、「適応薬剤」であるから「報告」もないようである。器具に残った除草剤の影響ならば斑点程度で済むだろうし、葉の周縁部が特に褐変しているから、やっぱり高濃度による「薬害」なのかなぁ?(『おやじぃDr.』の診断も当てにならないのでありますよ^^;)
ご安心ください…この「リンゴ」は、自家用であって「売り物」ではありませんから、市場に出回ることはありません。ましてや、昨今では出荷物は、『抜き打ち検査』で残留農薬や適用外薬剤の分析が行われていますから、出回る「商品」は一定の安全は担保されているはずでありますから。「濃い方が効くべぇ!」などという『悪意』ではなく、キャップ一杯程度のところを「ドバドバ」と入っちゃったという計量ミスということらしいのですけれどね。
「猫ばば」であり「お手伝い」ではありません^^;
同居猫『シロ♀』は、『おやじぃ』を自宅まで迎えに来るようになってしまいましたよ^^; 今日は、自宅の裏の畑でお手伝い…「麦踏み」という作業はあるけれど、種子を蒔いたばかりのところを踏んでくれるのがありがたい。(これまた、彼女の『良心』と信じることにいたしましょう^^;)
はてさて、各県には「農薬」の使用基準、各作物の防除基準というものがありまして、農家はそれを守っているというのが前提となっている。(大多数の農家は遵守しているはずである。)しかしなぁ…濃度となると、希釈倍率200~500倍とか、1,000倍から2,000倍という大雑把な範囲…「化学」を志し、定量分析なんぞやっている方にしてみると気絶してしまいそうな数値でしょうなぁ^^; 『200倍と500倍なら、200倍の方が効くだんべ!』となっても不思議ではない。(「リンゴ」への殺虫剤は、こんな希釈倍率では収まらないはずだけれど^^;)散布時期も収穫前7日間なら、その間の収穫は控えるだろうけれど、「収穫前日」ならどうだろう…昨日の夕方散布して、今朝収穫したら基準内かなぁ?すべては生産者の『良心』ということになりますかねぇ?(ただし、スクリーニング検査では、適用濃度以上での残留性や毒性を調べているはずですけれどね。)
そうそう、「持続化給付金詐欺」の話題が賑やかですなぁ…給付に時間が掛かれば批判を浴びるし、一方、詐取が起きれば審査が甘いと批判される。これまた、申請者の『良心』を信じるしかないのでありますが、世の中『悪意』ばかりが取り立たされて嫌になっちゃうねぇ(笑えない)
#戦争反対 「枯葉剤」による催奇性なんてこともあったよなぁ…「作業省力化」という『良心』から開発された農薬も使い方を誤ると悲惨な結果を招いてしまう。「ダイナマイト」だって、人を殺傷するために開発されたものでは無かったなずなのに…。