その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

つくす

2010-03-17 06:59:10 | 夢屋ラボ
昨日は、業界の業務打ち上げで慰労会。近くの温泉宿でゆっくりさせていただきました。裏稼業の雑貨商も職場の女子にお手伝いをお願いし、発送作業を終えました。昨年一年間お付き合いいただいた、宅配業の黒猫センター長が人事異動で他のセンターに異動することになりました。春になり、こうした異動の話題もチラホラと聞こえて来るようになりました。
王国内の巡視で、土筆を一本見つけました。「つくし」って、分類学上はシダ植物だったんですなぁ…。確かに、先端の『胞子嚢』から胞子を放出して繁殖するのですから、改めてシダ植物と言われると、その形状から、一瞬考え込んでしまいます。
「つくし」は、苦いというイメージが先行して、私自身、食べたことはありませんが、子どもの頃、近くの漬物屋さんで1kg当たり40円程度で買い取ってくれました。子どもなりに採り場所を持っていて、自宅から10Kmほど離れたプール用地に群生していると親から情報を得て、友達と採りに行った記憶があります。10kg以上の収穫を上げて、自転車の荷台につけて会社に持ち込み、大人たちに驚かれたことがあります。子どもたちは、学校帰りに1kgに満たないような量を持ち込んで、測ってもらって一喜一憂しているのですから、10kgという量は相当な稼ぎでした^^;
子どもなりに知恵が付くもので、計量の際に社長に見つかると、やれゴミが入っているとか言われて「はかま」のゴミを丁寧に取れせられるものですから、事務所に社長が居ない頃を見計らって持ち込みます(笑)売り上げ金は、春まつりのお小遣いに化けてしまうのですが、子どもには貴重なアルバイト収入であり、仕事を丁寧に仕上げることを教えられた生きた社会勉強の場であったような気がします。
子ども同士で隣町まで自転車で出かけても、交通事故や変質者がどうのとか言われなかった古い良き時代のお話であります。

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