その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ありのままの姿で…

2024-12-30 05:44:47 | 巡礼

祖母の棺に「オトギリソウ」を入れたのは私です^^;

 「アナと雪の女王」じゃないのだから、ありのままに~♪などというタイトルは気恥ずかしい。昨年は疲れ果ててしまい一年間ただウダウダと過ごしてしまいました…仕事の指示もしないから、長男『ポン太郎くん』は暇を持て余し、ハウスの中に自家採種したホウレンソウを蒔いていた。『おやじぃ』には思いも付かなかった『暴挙』である。昨年の冬は雪も少なく、稀に氷点下の日もあったけれど、暖かな日が続いたから、ホウレンソウが発芽し育っていた。「ホレ、スナップエンドウの種蒔きをせい!」「ホウレンソウはトンネル仕立てにしてみな!」とそれまで怠惰な生活を送っていた『おやじぃ』にも火が点いた^^; 山菜エリアの野焼き、施肥と効果があったのか「ワラビ」が例年になく豊作で、「ウルイ」のトンネル遮光栽培も期待どおりetc.、そんなかんなで今を迎えております。
 我が息子の成長の遅さに苛立ち、当然、経営は悪化etc.すべてに嫌気が差していたのだけれど、その息子に教えられるなどと思ってもおりませんでしたよ(笑)


雪の下からダイコンとカブを掘って…

 さて、正月を迎えるにあたり、オラが在所では「歳徳神(歳神)」を祀る風習があり、お供えは「塩鱒(御頭付き)」「カブ」「スルメ」「昆布」etc.と様々だった気もするが、最近では「御神」より「御身」が優先される^^; 年末の買い物をするオッカーに、「セリある?」「ダイコンある?」「ハクサイある?」と立て続けに注文を賜り、「アルよ!」と応える『おやじぃ』である…でもなぁ、雪の下から掘り出さなきゃいけないから、買ってくれた方がありがたい。どうせ冷たい思いをして掘るならば、残りカブも掘り出すかと、畑の前オーナーに「大黒様(歳神)にカブ上げっか?(お供えするか?)」と聞いたら欲しいと言う…「オラの気持ちと同じで小っちゃいけど良いか?」なんてね。(サラダカブだから小さいの^^;)


オラが在所では雪の下からセリが生える!

 な訳があるかい。雪をこざいて(深雪をかき分けて)水路まで行って、素手で採るのだよ。セリとダイコンは今夜の雑煮に入り、大晦日には、豆腐汁にセリを散らすに違いない。(やっぱり、買ってくれた方がありがたい^^;)今年は『白髭(アサツキ)』もハウスの中に伏せ込んであるから、根を付けたまま洗ってお供えしますかねぇ…。(『おやじぃ』は、この『白髭』は、結納で使われる麻(共白髪)と同じ謂われだと思っているのですが、どうでしょうなぁ^^;)


身体が冷えたので「味噌もやしラーメン」…

 なんてぇことはない、ただの冷蔵庫の在庫一掃セールでありますよ^^; こんなことをやっているとアッと言う間に日が暮れて、飲んで眠れば朝である。日々、何の変化もない毎日ではあるのだけれど、何かと『縁起』を担ぐ年末年始でありますよ。あと二晩、飲んで目が覚めれば(目が覚めれば良いけれど^^;)お正月である。新しい年になったからと言って、何も変わらないはずである。また、何も変わらない(悪い事がない)ことを願う日々である。今年最後の仕上げは、今まで同定した『雑草』10種をポットに移植してみた。ほぼ同定に間違いはないと思っているのだけれど「コオニタビラコ(ホトケノザ)」に自信がない…ならば、育ててみて花を咲かせて鑑定しようじゃないかなんてねぇ…その内に水遣りを忘れて枯らしてしまうのがオチですけれどね(笑)
「手に取るな やはり野に置け 野辺の草(パクリ)」ってね。
今夜は晦日…餅を搗いて、鏡餅を作らなきゃ~ねぇ。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 九牛の一毛を失う? | トップ | 穏やかに送り、穏やかに迎え... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

巡礼」カテゴリの最新記事