今日は、朝ピアノの練習。その後小さな仕事の用事を入れてしまい、帰宅後昼食。出かける前にあわてて再度ピアノの練習。すると、予想以上に弾けないで(汗)。やや焦って修正して・・・バタバタとレッスンへ。
そんなバタバタのせいか、行きの電車の中でハノンの教本をバッグに入れ忘れたことに気づいて「!」。これは、やばい。でも、もう戻る時間はなさそうだったので、諦めてレッスンへ。
「今日は、ハノンの14番がとても長いけれど面白い曲だったので、その練習に時間をとられたのに家に忘れてきてしまってぇ・・・」との残念話のあと、いきなり曲の演奏から入ることになってしまいました。でも、実は今日は3曲もってきていたので、ちょうどよかったかも~ということで、”Eternal Circle"から。
昔弾いた曲で、しかも今回3度目の正直という感じで1曲目にしましたが・・・前回アドリブがあるはずとのことで、探して練習してきたものの、なかなかアドリブがみつからず、最後に見つけてバタバタ練習した曲でした。うまくいくかな?
うまくいきませんでした(苦笑) 先生も、「何だか急ぎ過ぎたんじゃないかな?もっとゆっくり、音を大事に味わって弾いてもらう感じで・・・」ということで、再挑戦。
ゆっくり弾いたのですが、それでも大事なメロディーを弾き間違えたり(汗)いつもながらですが、どうも他の曲でB♭基音でなくA♭基音の曲の方を多く練習していたために、その癖がでてしまうのか、うまくいきません。仕方なく、次回送りへ。
では、その弾き慣れた(?)A♭基音”Moon River"は、いかに・・・前回コードを細かく変化させるべきところを頑張りましたが、弾き辛さが残っていました。ヒヤヒヤ部分のてんこ盛りで、辛くも最後に繰り返した中で、どうにか~という感じでしたが・・・この曲もアドリブを入れて~という前回の先生の注文に応えたところで、綱渡りのような危うさで(ため息)。「まあ、この曲はもともと輪郭がはっきりしない感じなので、これでいいんじゃないですか」と(もう、これで仕方がないかも)のお許し宣言を頂きました(フゥー)。
そして、3曲目。難関”Lunar Eclips"です。前回、イントロを先生に模範演奏をして頂いて、だいぶイントロの部分の解明が進み、ただ、最後のところのカウントが今日の最後の練習でもうまく行きませんでした。嫌な予感。
弾いてみると、先生が「ちょっとカウントが長くなって怪しいところが何か所かありましたね」「ありました」「自覚しているんならいいかな。最初から、やってみて下さい」
(やっぱり、最後のことかな?)と思いつつ弾くと、意外や最初のあたりの入りが遅くてずれてカウントしてしまうところがあったりしました。クワバラ・クワバラ。
そして、問題の最後のE部分。3拍子のこの曲を私の苦手な付点で2音で弾いて、また3音にもどり、また2音にして、また3音に戻り、それを繰り返すという地獄のような部分。あれこれ、どうして弾けないのか、どうしたら弾けるかのやり取りの後。
先生が、対策として、「いっそ、もうここは2拍子カウントにして押し通せばいいかも」という奇策を講じて弾いてみて下さったのですが、「ただ、最後の1小節は3拍子になっていて、そこの部分が好きなので、それは外したくないような・・・」
「でも、この後は、3拍子でなく4拍子だから、それでもいいんじゃないかな」と先生。
(ムムム、妥協するべきか。あくまで、弾けるように頑張るか)思案して練習してくることに。でも、どうも先生が(タッツタァー)という感じで2音目の入りを言っているのを聞いていると、それを3拍子に(タッツタアー)に直せばいい??? なんか、試して練習すればどうにかなるような気がしてきました。課題として次回へ。
それにしても、自分でイントロを勝手に弾いていた時は、Cの3小節目にA/Fと書いてあって、左はタタータータを低音Fとオクターブ上のFで弾いて、右はEとA(ミラ)で弾いていたのですが、先生の模範演奏でC#を入れていたので真似したら、別の世界のようにそこの音域が生き生きとして驚いたので、その話を先生にすると・・・「これブラジル風の使い方なんですよ。ナッシメントが良く使っていたんです」とのこと。
「Milton Nacimento!」懐かしさがこみ上げてきました。Jobim, Caetano Veloso, Chico buauque, Gal Costa・・・とか夢中になって聴いたブラジルの歌手の声が溢れてきました。そうか、だからこのC#が弾く度になぜか特別に身体にうれしくなったのか!!! 謎を解かれたように嬉しくなりました。渡辺先生の作る音楽に私が喜びを感じるのは、こんな秘密も隠されていたのかもしれない、と非常に納得しました。
そして、曲の部分へ。実は最近は理論勉強もすっかり遠のき、すっかり昔の感覚派に戻っていた私。実はこの本曲の部分が4拍子と先生に言われて初めて、「ああ4拍子だったのか」という感じのレベルで・・・。先生が弾いていた曲の印象を再現する気持ちで、カウントが難しい曲なので「気持」で弾いていました。 「感じはちょっとつかめているものの、違っている」と先生。ゆっくり弾いて解き明かしていくと、確かにカウントがいい加減でした(泣)。
休符部分が落ちていたり滅茶苦茶でした。「基本的にこの曲は全て1拍あけて出てますよね」と譜を指さされて言われて初めて「なるほど~」というお粗末(笑)。「それで、どこまで弾いてきたんですか?」との質問に「Bのこの調子が変わって♭だらけになったところまで」と答え、そこまで弾かせていただいてから・・・・感覚派を再度返上することに。ちゃんと「音楽」で人が聞けるように次回までにしてきま~~~す。
そして、お願いして、この本曲の部分を途中のAから弾いて頂いて、CDEはプラネタリウムのソロでもとても一人では弾けないと飛ばして演奏したとのことだったので、Aからアドリブへ、そして最後の部分も模範演奏を弾いて頂きました。「お~~~っ!!!これです、これ!」
落ちこぼれ生徒のために先生の”Lunar Eclips” これで、ソロで弾いた部分はすべて弾いて頂いてしまいました。ということで、模範を手に入れることができたので、頑張れば拙いながら指で追えるところまで追っていけそうです。頑張りますっ!!!!