連休、皆様はどう過ごされましたか?私は、3連休真ん中の日曜日の午前中に仕事が入っていたので、こりゃ動きがとれないなぁ~と、特別なことをすることをすっかり諦めていました。ところが、突然、小2の孫からデートのお誘いがきて、一緒に昨日今日と遊ぶことになり、いろいろなことを一緒に楽しむことができました。月もいつもよく見る場所ではなく、初めての色々な場所で眺めました。
ただ、写真を撮りながらも、アップする時間がなくて、遅いアップとなりました。どんな月を眺めたかというと、先ずは昨日の昼のお月様から。
これは、待ち合わせの駅に早めに着いたので、駅のホームの端まで行って出会ったお月様です。そして、夕食を食べてちょっとホッとした時に、夜のお月様も撮りましたよ。これは、いつもの場所でとしましたが、半月にはなりきってない様子でした。
そして、今日のお月様も昼間から見つけました。15:46にぴったり半月となる下弦の月を、そのちょっと前に撮りましたよ。息子と昔々に行ったバッティングセンターに、久しぶりにいきました。
そして、最後の1枚は孫を送った帰りのガソリンスタンドで、給油をしてもたっている間に撮りました。車の天井にカメラをがっしり置いて撮ったので、とても鮮明にクレーターが撮れてしました。
本当に半月って感じですね。ウサチャンの頭部分が逆立ちして見えていますね。さて、今回孫と一緒にいったところで、とても貴重なものを見ました。何かというと、こんなものでした。
さて、この連休で、とても印象的な体験をひとつしたので、ご報告です。下の写真を見て下さい。
江戸東京博物館の展示なのですが、視覚障がい者の方のために、点字と手で形を触れて確認できるミニチュアがありました。小さなコーナーなので、見落してしまう方もいるかもしれませんが、浮世絵についても、下のような展示がありました。
孫が、「なんで、色がついてないの?」と聞くので「目の見えない人は、色が分からないでしょ。これは、目の見えない人のためのものよ。点字も指でこう触って説明がわかるようになっている」と説明したのですが、突然、それまで実感のなかった目が見えない不自由さが、この展示をみながら逆に強く意識されてきました。
(途中で視力を失った人は、色がどんなものか分かっている。でも、きっと触っただけでは浮世絵の形は理解できても、この展示の上にある元の浮世絵の着物の色の情報は点字では書いてなさそうなので、きっと伝わらないだろう)そう思うと、視覚で人が得る情報が人間にとって溢れるほどいっぱいあって、それを得られない生活がどれだけ大変なものなのか、イメージが急にグゥ~ッと湧いてきて、胸に迫ってきました。
生まれた時から目に障害がある人の場合は、さらにさらに大変でしょう。色とか、形の認識など、皆にとって当たり前に思っている情報を受け取ることが、どれだけ大変なことか。手に触れるものは、本当に限られていて、目に映るものを考えると博物館の中に限っても、ガラス越しの物はジオラマも、映像も、目の見える人には一瞬で捉えられる情報が同じように得られないのだな、と気づきました。
「点字はどんな風に書いてあるのかなぁ。手のところのは、右とか左とか書いてあるのかな?」と孫がいうので、見比べていて、説明にある1.2.3の説明の番号がはちまきや左手、右手についているのだと分かってきました。点字も小さくて、指で読むのは慣れない私にはとても大変そうに思えました。
この展示を、最初は目の見えない方のための展示を思った私でしたが、どうやらこの展示はいろいろな人に大事な学びを与えてくれる展示だったようです。視覚障害があると大変だろうなぁ~と思って、機会があれば駅などでお手伝いをしたことはありましたが、障碍を持って生きる世界のことを分かろうとはこれまでしてこなかった自分に気づくことができました。これをきっかけに、「他の人の立場になって考える」という生き方をもっと深めて行ってみたいと思います。
さあ、連休もこれでお終い。
小さな地震が関東ではあってドキッとしましたが、無事に今日も過ごすことができたことに感謝して、明日もいい1日でありますように!!!!