自民党は、「説明責任」というのをどう心得ているのか? 首相は、自分の部下の吉川議員すら離党したら、説明責任を果たしてなくてもほっかむり。「聞く力」と総裁選では言っていたが、「聞き流す力」と国民は見抜きはじめ、支持率もジリジリ低下している。
結局、民主主義を立て直すようないい方をしておいて(ココから)、森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざんや加計学園、「桜を見る会」など安倍政権の「負の遺産」問題に関し、何もしなかった。今回の統一教会との問題も、党として怒りを持って究明するどころか、ホッカムリで個人が説明していくなんて、100人近い議員が絡んでいるのに動こうとしない。
だから、茂木幹事長も「個人の活動については、それぞれの議員が適切に説明すべきだ」と主張。「党として組織的な関係はない。関係部門に改めて指示を出して確認した」と強調した(ココから)。どうやって確認したかも言わないで、国民がどう納得するのか。
ところで、yahooニュースに現代ビジネスの転載として、ジャーナリストの多田文明氏の話が出ていて、そうだなと思ったのでココから転載させてもらう。
教団と長く付き合えば、付き合うほど、彼らから弱みを握られてしまいます。今、すぐに手を切ることを勧めます。 私たち信者も教団を離れて教義を捨てれば「事故に遭う」「病気になる」「地獄に行く」などと言われて、恐怖心を持たされました。(略)
しかし自分のしてきた過去の出来事に向き合い、教団が教え込んできた恐怖心と戦いながら、それらを乗り越えて脱会を果たしています。 おそらく政治家の方の地元にも、必ず霊感商法の被害者がいるはずです。(略)
自分のかかわってきたことにより、どれだけ多くの人の被害拡大につながってしまった可能性があるかを認識してください。 これから先、たくさんの新しい政治家が生まれてくると思います。その人たちが、こうした罠にはまらないためにも、しっかりと自身が受けた教団からの経緯を赤裸々に知らせるべきだと思います。
それこそが、次に続く、日本の行く末を真剣に考える政治家たちへの大きな橋渡しとなるのではないでしょうか。しっかりと恐怖心を振り払い、真実を語ることこそが、今、求められています。
統一教会との関係を洗いざらい話さないで、黙っていると、弱みを握られ続けて抜けられない。秘書や運動員を事務所に入れた政治家は特に要注意だ。自党の統一教会と関わりのあった議員リストを自ら公表することもしないなんて。マスコミに公表されるのを待つなんて、恥とすべきだろう。
でも、2015年の統一教会が名を下村当時文科大臣の下で変更してから、もう7年。かなりズブズブで、切れるに切れない弱みを握られ動きが取れない議員も多いのか? 旧統一教会に選挙応援を公然としてもらい、ニュースに流れた動画でもズブズブの関係は誰の目にも明らかな故安倍元首相の秘書・井上氏を自民党はどうするつもりか?
日本維新は13人、立憲も8人が旧統一教会と接点があったことを自主的に調査して8月2日に公表している(ココの鈴木エイトさんの調べより多いので信頼性がありそうだ)。
最初は嘘をつき、「(名称変更の)最終決裁は当時の文化部長」として自分は無関係と言っていた下村博文議員だが、7月21日には「文化庁の担当から(申請の)書類が来たと、事前に報告がありました」と説明を一部翻しつつ「(名称変更には)全く関わっていない」と答えている。すでに、下村氏の言い分が事実に反していることは、統一教会と自民党の関係を知る資料篇で、参考の番組なども照会済みだが、元官僚の寺脇の他にも、前川喜平氏(当時この名称変更に反対した文科審議官)もしっかり明言。下村氏の嘘はどんどん明らかにされていくと思う。今日も野党の立憲、れいわ、共産で前川氏が答えているのが、ココでみられる。
嘘を国会にのさばることを許してしまっていいのか。国会議員は勿論、その議員を国会に送り込んだ国民の責任も問われるはずだ。嘘まみれの国会では、議論の前提が崩れ議会の意味がない! もういい加減にしてほしい。自浄作用のない、「これからは、慎重に・・・」などというウヤムヤ謝罪で済むはなしではない。
統一教会の宣伝に使われた可能性のある議員たちは全員、被害者や被害者家族から話を聞き、口だけでなくその救済に責任を持って対応していく姿勢をみせてほしい。まずは、しっかり党が積極的に調査して公表。責任をとらせる自浄能力を見せるのが第1だろう。自民党、国民はみています。公明党、与党として自民党に責任ある態度をとるようになぜちゃんと批判できないのですか?!
空で、上弦の半月が、人間に「しっかり姿勢を正せ」と真っ直ぐな姿勢で伝えようと応援してくれていましたっ。