昨夜は、15日に日付が変わって直ぐに見えた月が、1回午前中に沈んだ月が昇ってきたのを、また「Wお月見」しちゃいました。
「Wお月見?」1日の中で、1回沈んだお月様が、また出てきたところを見るお月見です。といっても、これ天体の本にもでてないし、お月見が大好きな私が、かってにつけた名前なので教科書にもでてないし、試験にもでませ~~~ん。でも、面白いですよ。
上に2つ並べてみました。8月15日に日付がかわったばかりの真夜中の1:53に見た左のお月様。そのお月様が西の地平に8:09に沈んで、地球の裏側をぐる~~~と回って、20:43にまた東の地平線から再登場! そのお月様をとらえたのが、右側の22:27のお月様ですよ。 「お~~~っ、完璧な『Wお月見』の2日連続 成功です!」
*よかったら、昨日の満月を過ぎ月は夜更けに昇る(8月14日・Wお月見!) も後で楽しんでみてね。
昨夜のお月様は、こんな惑星と大接近していました。
左に並木の銀杏の枝があるので、この月と木星が近い様子を理解してもらえるでしょうか?月の直ぐ上に小さい点がありますよね。これ、木星です! 実はこの木星についても、昨夜のブログでも木星と近づいていることをお伝えしました。復習に再度登場させてみましょう。
左が8/15、右が8/16
月は、毎日少しずつ地球の周りを回っているせいで、他の星や天体より遅れて昇ってきます。木星は惑星ですが「外惑星」なので、金星や水星ほど激しくは動きません。ですので、前日とほとんど同じ位置にいるのですが、月が出るのが遅れて、実は木星と一緒になり近づいたのですよ。
さあ、今度はお月様にズームしてみましょう。ずいぶん月が昨日よりスリムになってきました。ウサギの左耳が欠けています。
*左下の黒いのはうす雲がかかったようで、月の模様ではありません。
そして、この後、寝る前に、もう一度お月様と木星を眺めに外に出たのですが、変化が分かりますか?
たった、1時間半の違いですが、いかがですか?
月は、少し高度を上げながら東空から少し南へ進んでいました。
さらにこれからもう少し高度をあげて進みそうですが、さらに先はどうなりそうかな?ちょっと考えて、翌朝の月が沈むまでのようすを想像して絵に描いておいてみませんか?欠けた部分がどうなるかな? 上になるかな、左になるかな、下になるかな・・・。
(実は、このブログの最後の方に、朝のお月様が出てきますので、答え合わせができますよ)
さて、その前に、木星をわすれずに見てみましょう。これもさきほどのと並べてみます。
これは、8月14日の木星(左上)と月です。
22:23では月のほぼ上にいた木星が、23:55には、すっかり月から離れて右斜め上に見えますね。これって、木星ではなくて月が地球の周りを回っているということなんですよ。こんな大きな月が、私たちの地球の周りを回っている宇宙、不思議ですよね。ワクワクしませんか?
そして、さらにもう1つおまけがあります。朝のお月様です。
こんなに白い雲がもくもくしていましたが、月がまだ半月より大きかったので丸い弧で見つけられましたよ!
「お~い、お月様、雲の布団にのって気持ちよさそうねぇ」「爽快だよ~、こっちに呼んであげられなくて残念だなぁ」
さて、これが朝の沈む前のお月様です。あなたは先ほどの、(翌朝の月が沈むまでのようすを想像して絵に描いておいてみませんか?)という誘いに答えて絵を描いてくれましたか? さあ、あなたの予想は当たっていたかな?
さすがに、もう木星は月のそば、右横あたりにいても、明るくてみられません。でも、月の欠けているところはわかりますよね。
また、並べて比べてみました。左から、8/15 22:27、23:55 そして、8/16 5:37です。
さきほど、上の左の2つの月を比べて、「少し高度をあげて進みそうですね~」と書きましたが、
上がりきった後、月は、西へと欠けた部分を右下にするようにして沈んで行っていました。
太陽は満ち欠けがないのでいつも丸く同じに見えますが、というか太陽は眩しくてみることもできませんが、太陽だって、もし魔法で印を付けられたら、地球からは身体を回転させながら沈んでいくのが見られるはずです。
月は、自分で光らず太陽の光で見えるので眩しくなく、満ち欠けがあったりするので、地球から回転していくようにみえるのが、しっかり確かめられて楽しいですね。
なんで回転しているか? いいしつもんですね。でも、長くなるので、それはあなたへの宿題としましょう。
お月様って面白いでしょ?夏休みも半分すぎてしまいましたが、残りの夏休みを、お月様を眺めて楽しみながら過ごしてみませんか?