あけましておめでとうございます
さあ、2019年がスタートしました。去年は自然においても、社会においても、個人的にも「災」に象徴されるようなことが多かった年でしたが、今年はよい年にしたいものです。
天体ニュースとしては、去年は火星の大接近のピークがちょうど7月31日にあって、火星が近づき、離れていく様子を1年の間に存分に楽しめた年となりました。そして、今年は~というと、実は1月6日(日)に日本全国で部分日食が見られます。冬休み明
け前の日曜日午前中なので、子どもたちと一緒に楽しんで見て下さい。
太陽を見る時の注意、各地でどのように見られるかについては、上記の図を公開している国立天文台のココからしっかり調べてみて下さいね。部分日食は、皆既日食と違って普通に生活していては気づかないで終ってしまいます。
ちゃんと観察用グラスを用意して、安全に見てくださいね。
では、最近恒例になりました、1番最近の月の巡りの集合写真からお届けします。
去年の12月1日に届けた11月の3日で終った月の巡りの次の巡りです。現在は、この後の月の巡りの「朝に細い月をみる」という所で、今朝もこんな月を見ましたよ。
ちょっと変わったお月様の撮り方で遊んじゃいました。新年早々にまた寝坊をし、本当は朝にいる惑星たちをみるつもりが、(月にも会えないかな?)と心配しましたが、お月様がこんな姿でにこやかに私を迎えてくれました。
なぜ寝坊したかと言うと、現在20日連続でお月様に会えているので、つい上ってくるお月様に会えそうなので2時過ぎまで起きてしまっていたからです。上ってきた時のお月様は、こんな様子でした。
卵の黄身色をした美味しそうで温かみを感じるお月様と寝る前に新年のあいさつを交わしました。という訳で、私の今年1年のスタートは初日の出から始める方とはちょっと違っていましたね(笑)
初日の出を見た方は、その前にこのお月様と惑星たち(金星・木星・水星)に気づいてくれたでしょうか?私はこの惑星たちが上って来る前に寝てしまったので見られませんでしたが、では、1月の惑星の様子をお伝えしましょう。
いつものように、太陽に近い順から
水星:朝、太陽が上る前に、姿を現しています。ただ、小さくて暗い惑星なので、肉眼では見つけづらいです。正月は空気が澄んでいるのでねらい目ではありますが、かなり低い位置です。東の地平線近くが見える場所で、木星をまず見つけ、その下の方にいる水星を探して見ましょう。
金星:朝、太陽が上る前に東空をみて明るい星を見つけたら、それは金星でしょう。肉眼で簡単に見つかるはずです。分からないと思う方は、下の図を参考に明日、明後日にお月様が「金星は、これよ」と教えてくれるので、楽しんで見てください。
火星:夕方の西空にまだちゃんと見えているのですが、去年楽しんだ火星もだんだん地球から遠ざかり、見えづらくなってきました。1月12日13日頃に、お月様がこれも火星のそばによってきて、「これが、火星だよ~」と教えてくれるので、国立天文台「今日のほしぞら」を参考にして、見つけてみましょう。
因みに、私が前回の月の巡りで撮った月と火星のツーショットでは、こんな風に見えました。
ヘタな写真ですが、肉眼でもまだ火星が見えている様子が分かって頂けるでしょうか?
木星:金星よりは暗いですが、大きい惑星なので明るく目立ちます。肉眼で十分見つけられます。金星の次にお月様が3日4日とそばに寄り添っていって木星のことを教えてくれます。未明に起きる早起きな読者の方は、是非夜明け前の空で金星と木星を一緒に楽しんで下さいませ。
土星:残念ながら、太陽に重なるような位置にいるので見られません。
さあ、今年も月で始まりまった私のブログ。惑星たちは朝に集合していて、夜の惑星観察派の私にとって1月はちょっと寂しいスタートですが、現在20日連続のお月見を続けるべく、今日からは私も頑張って早起きにシフトしますよ。
では、今年の1年を笑顔で幸せにすごせますように!!!!