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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

新聞5紙で比較・北朝鮮ミサイル報道

2022-10-07 00:37:27 | 日記

   さて、やらねば~と思いつつのびのびになった久しぶりの5紙比較をしてみた(今回は日経は省略)。

   昨日(10/5)、その前日(10/4)のミサイル発射を受けて新聞の朝刊を買ったのだが、なんと今朝(10/6)も北朝鮮は2発のミサイルを発射したという。今年はこれで今年になって26発となる。

   

   だいたい5紙を読むと、共通しているのが、

   1.政府発表の断固として北朝鮮に抗議をしたということ。そして、これから米国、韓国と足並み揃えて、これに対抗しようとしていること。

   2.自民党の中には「防衛力を強化しないといけない」「あらゆる選択肢がそこには入り、(「敵基地攻撃能力」=「反撃能力」)が必要」という主張があり、それが今も主流を占めていること。

   3.軍事行動をエスカレートしている北朝鮮。国情院(韓国の国家安全保障に係わる情報・保安及び犯罪捜査などに関する事務を担当するために大統領直属で設置された情報機関)の見方では、中国の習近平の顔を立てて、しかも、バイデン米政権が成果をあげられないように、10月16日開幕する中国共産党大会と、バイデンの中間選挙のある時期のちょうど間に、北朝鮮が核実験を実施するのではないかと憶測されていること。(その結果、北朝鮮にとっては、少なくとも「交渉のテーブルにはつこうとするトランプ」に選挙で有利になる可能性が起きる)

   このあたりは共通認識とした記述になっている。そして、実は、今回は5紙の中で、産経と読売は自民党の敵基地攻撃能力に乗っかったどころか、それを押すような主張があり、怖さが増した。

   <北朝鮮のミサイルを「日本への脅威」として利用し、日本を軍拡の道へ移行させていく動き>をマスコミがどれだけけん制できるのか、心配が強くなった。政府の発表をそのまま出していて、2にあるような「反撃能力」をつけようとする動きへの強い懸念が伝わってこなかったことに、危機感をもった。

   戦後77年たって、日本人には戦争の悲惨さや怖さがまったく理解できなくなっているのか。

   ウクライナの悲惨な戦禍をみて、「ひとたび戦争が始まってしまうと、正義があってもいかに国民が犠牲を強いられるか」、一方戦争を仕掛けた国の国民は自分たちが火の粉をあびるまで、いかに反戦に動かないものなのか。ロシアの反戦の声は非常に小さく思えた。

   国際社会の非難も経済制裁もほとんど効力を発揮せず、戦争は長期化して、いまだに先が見えない。

   日本の歴史を繰り返しているようにさえ見えるウクライナ戦争。

   太平洋戦争で、沖縄上陸、本土に空襲が来てもなお戦いを止めず、広島/長崎に原爆投下されてやっと終戦となった日本。ロシアもそんな惨めな敗戦に至るまで、戦いを止められないのか。日本人は、酷い戦争を最後の最後まで自分たちでは止められなかった。ロシアもいま、逃げ出した人が20万人を超えたと言われるが、戦争を止める強力な内部の力をもてないで、長期戦で最悪の事態を迎えるまで自分たちでは戦争をとめられないのか?

   逆に一部のロシアの軍人からは、核の使用の声まで出ているとのニュースも、耳にはいった。

   そんな中、戦争の実相が分かっていない国民に、ミサイルが高度化してきていると恐怖を煽ることはしても、それなら軍を強化しようという政府の話を右から左へ垂れ流している新聞が多いことに驚いた。どうしたことか?

   産経新聞の「主張」では、「北の暴挙拒む体制をとれ(クリックするとネットで全文読める)と、<反撃能力保有の方針を早急に固め公表すべきだ。一部野党や中国、北朝鮮は反発するかもしれないが、臨時国会などを通じて堂々と必要性を説けばよい><「重大かつ差し迫った脅威」が現実化した事態で、Jアラートに不備があったのは問題だ。ただちに是正してもらいたい。退避施設(シェルター)不足も解消していない。警報で住民が避難しようと思ってもシェルターが足りないのは平和ボケした政府と自治体、国会の怠慢である>などと、「平和ボケ」と、現政府まで非難するという危険な主張を繰り出している。<一部野党や中国、北朝鮮は反発するかもしれないが>と書いているが、まさに自分たちが北朝鮮の挑発に乗った行動をしていて、相手は冷静にそれを受け入れると思うのか? 相手も、これで交渉のテーブルに他国をつかせようと意図しているとの見方もあるようだが、向こうも馬鹿だが、受けて立ち軍拡すると主張する方も、その愚かさを分からない「平和ボケ」そのものだ。戦争の実相をしらず、今のウクライナを見ても学べないなんて。

   武器で平和を構築することはない。武器は人間の「死」「憎しみ」「恐怖」「不安」しか生み出せないものなのに。

   読売新聞で「防衛力強化議論加速へ」として、<最近の北朝鮮のミサイルがレーダーやミサイル防衛網をかいくぐる低高度、変速軌道が目立つ。今年に入って音速の極超音速ミサイルの発射も繰替えされていて、迎撃困難なミサイルに核が搭載されれば格段に脅威レベルがあがる>と困難なことを認識しつつ、解決を「反撃能力」「防衛力強化」「抑止力」に求める政府の見解を出してお終い。こんな政府の話の垂れ流しの新聞が、日本で一番読まれているということが怖いと思えた。

   そして、5日の社説は、今回のミサイル発射で迎撃措置がとられなかったが、Jアラートは一部で発せられたが問題があったことをやや問題視している位だったが、調べると読売新聞は9月30日の社説でココ産経新聞と同じで「韓国は北朝鮮のミサイル発射の兆候を探知した場合の先制打撃、独自の迎撃、報復攻撃――の三つの能力の拡充を進めている。日本も、北朝鮮の攻撃に対し、相手方のミサイル基地などを壊滅させる反撃能力の保有が急務だ」と書いているのに気づいた。その社説に気づいて、また5日の新聞を見直すと、「論点スペシャル」で「北ミサイル通過 狙いは」というところで、「北朝鮮の攻撃に対する準備強化」を図ろうという2人の人の意見と、「有事のために、国民のための避難施設やマニュアルなどの整備を進めよう」とする意見1人が大きく載っているのに気づいた。つまり、読売新聞は、反撃能力の保有を進め、逆に国民の身に危険が及んだ時には避難の方法を準備という考えに立っていることがしっかり浮かび上がった。武器で平和が作り出そうという間違った方向に産経新聞と同じで読者を誘導しようとしているのだ。怖い!!!    

   毎日新聞も 「政府、防衛力強化急ぐ」(反撃能力」求める声も)と、今回の毎日新聞は、意外にも自民党の人の「撃たれたら撃ち返す能力を持っていなければ、こういう(挑発される)状態が続いてしまう」とか、もっとひどいのは、藤正久副外相の「北朝鮮はミサイルを撃ち落とす能力がないので、自国にミサイルが飛んでくることを警戒している。つまり抑止が利く可能性が十分ある」など、根拠もない「抑止力効果」の話を新聞社としての意見も書き添えずに記事として垂れ流して伝えていて驚いた。(政府の人間がこんなことを言っている。)で止める記事は、言ったことは事実でも、間違っている。新聞は、隅から隅まで読まれるとは限らない。政府の言い分を伝えただけの記事だけを読んで納得する読者を生み出す危険性がある!

   毎日新聞は、別のページで、「ミニ論点」というコーナーで磯崎慶応大教授の「日本は強いメッセージを出すのみならず、米国に北朝鮮と交渉を進めるように働きかけることも重要」と述べてあるのと、社説で「危機高める北朝鮮の暴走」として、浜田防衛相の「反撃能力を含め、あらゆる選択肢を排除せず検討する」の言葉に、「専守防衛との整合性屋抑止効果など地に足の付いた議論が求められる。外交面を含め、日米韓の連携強化と、ぎくしゃくしていた日韓の協力体制の立て直しが急務。日本が中国へ北朝鮮に自制を促すように働きかえるべき」との意見を書いていたので、産経や読売とは同列ではなく、救われるが、政府の意見のところでも、垂れ流しで書くのはまずいやり方だ

   朝日新聞は、元気がないと感じた。さすがに政府側のこのミサイル発射を利用して防衛力強化を声高にさけぶ声を垂れ流しはしてなかった。しかし、北朝鮮の変速軌道飛行や超音速ミサイルを、複数、しかも、発射も鉄道車両や潜水艦から発射を可能にするなど多様化して、さらに核兵器も小型化。非常に防衛が難しくなっている。さらに、その北朝鮮を抑える力が国連安保理にはなく、いっしょに北朝鮮を非難・制裁したロシア・中国が、制裁から抜けてきて、先が見えないと憂いと嘆きの声。「ミサイル抑止 手詰まり」では、小野寺元防衛大臣が、「反撃能力について1日も早く明記することが抑止力につながる」という言葉に、力強い反対ではなく、「ただ、敵のミサイル発射拠点を狙うには高度な技術と多額の費用が必要。仮にこうした能力を備えても、北朝鮮のミサイル発射を思いとどまらせる抑止力になるか疑問視する声は少なくない。と、何だかお腹に力の入っていない、批判というより、これも「憂い、嘆き節?」 なんだこれは??? と思わされた。社説についても「北朝鮮の挑発を敵基地攻撃容認に安易に結び付けようとする動きがあるが、立ち止まって慎重に考えるべきだ」と全然迫力がなくて驚いた。敵基地攻撃なんて、トンデモナイ!!!と明確に言いきれないなんて、何を考えているのか。元気を出して、しっかりしろ朝日新聞!

   そして、最後にやっとまあ評価できたのが、

   東京新聞でした。朝日同様に、政府側のこのミサイル発射を利用して防衛力強化を声高にさけぶ声を垂れ流しはしてなかった。ただ、<「敵基地攻撃」でも対処難しく>という記事を読んでいて、政府がいっている「敵地攻撃能力を保有したとしても、北朝鮮のミサイル攻撃を完全に防げるのか不明だ。」と書いてある箇所には、がっかり。不明だなんて書くくらいなら、ちゃんと調べてほとんど無理だと情報提供するのが報道だろうと、つっこみたくなった。<「迎撃ミサイルで攻撃を完全に防げるなんて、絶対言えない」という立証は可能なはずだ>と私は思う。なぜなら、技術はいたちごっこで、日本が今のミサイルに対応する防衛力をつけても、相手がそこで留まる訳がなく、さらに技術を磨いていくからだ。

   ただ、その後に稲田元防衛相の「反撃能力を持つべき」と述べたことと、毎日新聞に出ていた佐藤正久の「抑止力」について、こちらは詳細を語らずにその抑止力の考えの反論として、<だが、自民党のベテラン議員は「何発も発射されたら日本は迎撃できない。今は外交努力をいかに頑張るかなのに、党の会議では国防の意見ばかりだ」と懸念を示す。>と、付け加えているところが、毎日新聞と違い救われた。

   自民党でもまともな人がいるなら、そういう人たちは自民党で強く主張するか、ダメなら離党して新勢力を作ってほしいと、ここを読んで思えた。

   また、さらに社説でも「日米韓連携で抑止図れ」として、「北朝鮮の挑発に国際社会が結束して封じ込めを図る一方、対話の糸口も見つけるよう努めること。隣の中国にも友好国を止める責任がある。対話を通じて北朝鮮を国際社会に引き戻す努力を怠ってはいけない」と本道が外交にあることを喚起していた。

  さらに、他の4紙と大きく違ったのは、「ウクライナでは、ロシア軍が原発を攻撃しており、安全保障上のリスクが顕在化している。日本国内には廃炉や未稼働施設も含め計60基の原発がある。ミサイル発射では政府がJアラートで国民に避難を呼びかけたのは、日本上空を通過する2分前。国民の避難も難しい状況だ」と、原発を保持し続けることが、核弾頭を国内で用意しているような非常に危険なことだということにしっかり言及しているところが、他紙より抜きん出ていた。

  しかも、「こちら特報部」で、「警報出ても避難の時間なし」という大きめの記事をさらに書いて、Jアラートが国民に不安な気持ちを巻き起こさせるだけで、避難の時間はなく、実効性がないこと。敵基地攻撃論が際限のない軍拡や、現行憲法の専守防衛体制に変更を迫るものである指摘していたのもよかった。

東京新聞が、いちばん5紙の中では発行部数が少ないけれど、いい新聞記事を書いていると思った。東京新聞がしかも一番安くて手軽に読めるのに、なぜ、もっと東京新聞の読者が増えないのか、不思議だ。

   5紙を読んでの感想は、読む新聞によって開きが大きい怖さをどれくらいの人が意識しているか、心配になった。

   今、統一教会問題で自民党が「自由も民主主義からも遠く離れた」「国民から、まったく離反したうそつきの自己保身にしか頭のない政治家集団」だという事実が露呈した日本で、<以前の選挙前に北朝鮮のミサイルで森友・加計問題をごまかして嘘、改ざん、資料隠しで切り抜けた自民党を、今度はもうごまかすわけにはいかない!!!!>という報道機関としての強い決意が感じらなかったこと。産経、読売は、統一教会の問題がわかっても、相変わらず政権よりで呆れた。かえって、政権以上に敵基地攻撃能力には前のめりのようなのが怖い。

    2017年衆議院選挙に勝利したことを、麻生副総理兼財務相が「自民党が大勝した先の衆院選結果について『明らかに北朝鮮のおかげもある』と述べた」(ココから)のを、新聞に携わっている人たち、新聞を読んでいる人たちはぜひ忘れないでほしい。

    北朝鮮のミサイルで日本が脅かされて、またもや日本の将来の選択を間違えないようにしなくてはならない。

    「『北朝鮮のお陰』で選挙に勝てたというような政治家が大臣職に突き続けられるような政権」、「統一教会のお陰で選挙に勝てたといえそうな議員がたくさんいる政権」に、一刻も早く決別できるようにしないで、どうやってこれから子ども達にまともな日本社会を手渡せるのですか? 「嘘つきの政治家が、平気で嘘をついて居続けられる国会」なんて、子ども達に恥ずかしくないですか? 

    統一教会の問題を元首相の殺害事件がなければ弁護団や、鈴木エイト氏や、中村敦夫さんや多くの人たちが訴え続けてきたのに、報道をせずにきたマスコミの関係者の方々。この長期政権、嘘とごまかしと、北朝鮮のミサイルと、統一教会に支えられてきた政権を「たたき直して?」または「たたき出して?他のまっとうな政党」に変えて日本の将来を立て直せるかどうか、日本はいま大事な岐路に立っている自覚がなさ過ぎます!!!!新聞に関わる人に、心底性根を入れ替えて、まともな報道をしてほしいと思います。

    科学的に、今の状態で迎撃など不可能です。可能であってもそれが、国民の生活への予算を削って行われるなんて、あってはならないことです。ひとたび、迎撃能力が高い軍備が実現しても、相手国を刺激して、さらなる軍拡を呼ぶだけです。

   「世界平和」や「SDGs」と、それは真逆の方向になるのは目に見えています? 持続可能な世界を目指すと口にする人間が、人間を殺す兵器に多額の費用と資源を使うことを許していて何がSDGsですか。笑わせないで下さい。

    兵器を拡充する「防衛費増大」、「敵基地攻撃能力」をいう政府も、その言動を批判抜きに垂れ流しするマスコミも、SDGsを口にする資格はありません!!!! 子ども達に、きれい事のSDGsの嘘は見抜かれます。

「何よりも大切な人命を失い」「憎しみと悲しみを生み」「平和な街を破壊し」「地球を汚染する」兵器を増強する行為が、持続可能な地球のゴールにいちばん排除しなくてはいけないこと。

    そんなことも分からない人には、「SDGs」を口にする資格はありません。

    冷戦から「抑止力の考えの嘘」を学ばなかった人類には、破滅の道しかありません。

   読売新聞は、元文科省事務次官の前川喜平さんを貶める週刊誌まがいの記事を載せたあたりから、本当に報道の筋から離れた新聞に落ちてしまったと思います。読売新聞を、「日本の代表的な新聞だから」という理由で特に他の新聞を読んだ経験がなく読んでいる方は、東京新聞の方が安いですし、ぜひ一度比較して読んで見ることを強くお薦めします。

   「なんとなく、他の党よりよさそうだ」と思って今の政権を支持してきた方も、統一教会の問題でさすがに「おかしいぞ」と思えたのではないでしょうか。産経新聞、読売新聞も、あなたが「SDGsの動き」や「平和」を愛し、日本がロシアのようになりたくないと思うなら、「他の新聞よりよさそうだから~」という思い込みを一度疑ってみることをお薦めします。ちょうど、偶然にも、10月5日の読売新聞の14,15面はSDGsがらみの宣伝とSDGs@スクールの特別面になっていました。私は、読売新聞がSDGsなんて掲載する資格は、まったくないと思います。

 

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北朝鮮のミサイルに恐怖し、菅さんの弔辞に感動していていいか?

2022-10-04 21:20:35 | 日記

             今日は、テレビが朝から晩まで1日北朝鮮のミサイル発射の話ばかり。北朝鮮の脅威を強調して、たいした詳細情報もないのに、繰り返し放送して、嫌になった。防衛費を増強しようともくろむ政府を後押しするように、国民の不安を煽る報道ばかり。(もっと報道すべきことは、ないのか?)と思ってしまった。

    防衛費を増強などと、政府は声高に言い続けているが、北朝鮮はいまやすっかり移動式のミサイルになり、最近はSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射準備の兆候もあると言われていて、いつどこから発射されるかより捉えづらくなってきている。理系の友人に聞くと、(確実に複数のミサイルを迎撃して打ち落とせる兵器など、実際上作れないし、作ってもまたそれを乗り越える性能を持つものが作られるだけ~)と言う。それなら「敵基地攻撃能力」だなんて、さらに笑止で危険な考え方を平気で口にする政権を、私は絶対に信じることはできない。

    先制攻撃を安易に実行したら「戦争放棄」の憲法違反なだけでなく、国際法違反だ! 

    勇ましく、空虚な力こぶで防衛費増強で日本を防衛するのでなく、自然災害にも脆弱で、地震国日本にはまったく不向きで危険な原発の廃炉に使う。原発を廃炉にしないかぎり、日本は、まるでミサイル攻撃に日本側で核弾頭をなんと用意して待っているようなものだ。それを分からず、危険な原発の再稼働どころかろか新設しようとする政権にはNO!をつきつける。

   すでに現実に日本は、自然災害により福島原発事故で人的にも経済でも莫大な被害を出している。他国から攻撃をうけたり侵略されたことも、戦後1度もないのだ。現実に目をむけるなら、大切なのは原発の廃炉対策だ。原発事故は自然災害に誘発されたものの、人災の面が大きい。東電が津波対策や非常電源の対策を経済的理由で渋らなければ、ここまでの被害は防げたはずなのだ。

   下手をしたら、無策な状態で電源を失い、福島原発事故があの規模で収まったのは、「奇跡」といわれていることを忘れてはならない。もっと破壊的な爆発があり、放射能がまきらされた可能性も大きいのだ。いまでも、汚染水の処置も海に流す以外の方策を見いだせておらず、復興は終わっていない。あとは、過激化された自然災害の備えにも予算を割くべきだし、年に約2万人いる自殺者を希望の持てる日本にする対策も緊急の課題だろう。他国を敵とみなす前に、現実的に災害や自殺で亡くなる日本人を救う対策の方が大切だろう。

    投資は、現実的な必要で有効な施策にするべきで、空虚な防衛機運で同盟国のいいなりに武器を買うようなやり方はやめるべきだ。

    軍需産業のような非人道的な産業のために使うお金があるなら、さきほど書いた災害や自殺の対策に使う。他国の攻撃に備えるのなら、「人道的に世界に貢献する予算」にあてる方が、よほど平和に貢献でき、「戦争放棄をしている日本」にふさわしい。中村哲さんのように、世界で日本人が医療や、水、貢献している貢献しているものを拡充して行くことの方が現実的で平和な世界への近道だ。予算も防衛予算より格段に安くすむはずだ。

    軍備拡張は、さらなる他国の軍備拡張を起こし、他国との関係を悪化するだけ。そして、虚しい悪循環に陥る。それは、冷戦時代の教訓として学んでいるはずなのに。

   北朝鮮のミサイル発射にむやみに恐怖を煽られることなく、「抑止力」という魔法で軍拡に賛成してはならない。もういい加減に政権の虚しい言葉に踊らされてはならない。自浄能力がなく、いまだに嘘は気づかれなければついてもいいと思っているような人々にはついていってはいけない。国会に嘘つきがのさばり、崩壊寸前の国会。今回も多数をえた政権にこれ以上嘘を許したら、もう国会は機能を失う。

   森友・加計問題はどうした? 学術会議はどうした?

   さらに、もうひとつ、菅さんの弔辞に感動したの声が高いという話にも、こんな情報があることを見ておきたい。

   菅前首相の弔辞“使い回し疑惑”報道で大騒ぎ!SNSでは「山縣有朋」がトレンドワード入りしたり(ココから)、字になった弔辞を読み返すと、ツッコミ所いっぱい~との話もでている(ココから)。

   日本人を悪く言わないのを礼節とするようで、また情にも流されやすい傾向がある。冷静になって覚めた目で見直してみないと、「令和のおじさん」として有名になってパンケーキ、集団就職で出てきた叩き上げの人とかで人気がでた菅さん。またもや間違って評価してしまうかもです。ご用心。  

<菅前首相と統一教会の関係が大きく追及されないのは、菅前首相がメディアに対して睨みを利かせているからだと言われている。そういう意味では、萩生田政調会長も同じ。一時は集中砲火を浴びていた萩生田氏だが、政治部を通じて各社に圧力をかけるようになったと言われ始めた頃から、マスコミは萩生田氏の問題についてほとんど報じなくなった。それどころか、2日放送のNHK「日曜討論」ではまるで無関係の人間であるかのような顔をして登場し、所轄の大臣でもないのに「統一教会に対する解散命令は難しい」などと発言しても批判されないでいる。このまま菅前首相と萩生田政調会長が手を組めば、圧力をかけまくって統一教会問題そのものが報道できなくなる可能性すらある。弔辞ひとつで菅前首相を再評価しているようでは、この国はあっさりこの2人に乗っ取られかねない。そのことをメディアは肝に銘じるべきだろう>というのも、literaのココに書いてあったが(一部変えてあります)、この2人や嘘つき山際氏をそのままにする日本では、もう未来はない。

 

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今日は雲の中から朧月がみえました

2022-10-04 19:38:08 | 惑星・天体ニュース

    今日は、ちょっと雲が多く、これから天気が崩れる話もあったので、お月様やISSは見られるかな?心配していましたが・・・・

    ISSは見られませんでしたが、月だけは薄雲に囲まれながらも、姿をみせてくれました。 朧月。眠たそうな、ぼんやりしたお月様でした。

    でも、カメラでズームすると、お月様、頑張って少ししゃっきとした姿をみせてくれたのですよ。

    

    (ほんとうに、天気が悪かったの?)って思われてしまいそうですが、天気は曇りでした。

    

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自浄作用のない政権にはNO!!!

2022-10-03 20:32:32 | 日記

 さあ、今日から国会が始まりました。どこまで、自民党は自浄作用を持っているのでしょうか。

 NHKの番組で、党所属国会議員と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係について萩生田政調会長は「結果として教団の信頼を高めることに寄与してしまったのではないかと反省している」と述べたそうです。野党などが求めている安倍晋三元首相の調査については「安倍氏は亡くなっており、反論の機会がない。事実関係を正しく調査するのは限界がある」と述べ、否定的な考えを示し、党を離れている細田博之衆院議長については「必要があれば説明を深めていく」と述べたようです(ココから)。

 必要があるに決まっているではないか!!!

 また、山際経済再生担当相は10月3日の記者会見で、(いまになって、またもや付け足すように)平成30年に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が主催した会合に出席した際、教団トップの韓鶴子総裁と接触していたと明らかにしたそうだ。山際氏は「宴会場のような会場で代表の方が出席していた。一言二言、『こんにちは』ぐらいは言ったかもしれない」と述べた(産経新聞ココから)という。

 そして、この2つの情報は産経新聞の掲載だ。産経新聞も、今回の自民党のいい加減なごまかしには呆れて、厳しい記事を出してやっと批判する姿勢になっているのだろうか。

  そういえば、統一教会問題が持ち上がってから、大手新聞比較をしていないが、韓国を蹂躙した日本の信者は、韓国にお金を寄付していかなくてはいけないという論理で多額の寄付を統一教会の信者が負わされてきたこと(産経新聞ココから)。もう戦争で犯した罪のあがないは終えていると言って韓国との関係を悪化させ反日感情まで起こしていた政権が、裏ではこそこそ選挙に応援してくれる韓国の統一教会の力を借りて、賛同メッセージを当時首相だった人から地方議員にいたるまでお返しに送ったり、会議に出席して挨拶、雑誌に登場、さらには、あいさつで韓鶴子総裁を「マザームーン」と呼んだ山本朋広 元防衛副大臣、「真のお母様」と呼んだ土井亨衆院議員、次から次へ、露呈されている。(旧統一教会とは思わなかった)という弁明が、非常に虚しく響く例ばかりだ。そもそも、統一教会の名称変更を行ったのは自民党の下村文科大臣の時ではないか。前川元文科事務次官は、「当時、文部科学相だった下村博文氏はイエスかノーか意思表明する機会があった。意思が働いていたのは100%間違いない」といっている(日経新聞ココから)。 

    これを、景気回復のための経済措置などを声高に言って、どうにか国民に事実を明らかにしないまま、口で「もう関係を断つ」と言って済むことかどうか・・・産経新聞すらも、ここまでしっかり怒りをもって報道しているのは、自民党への国民の怒りと不信感の大きさの表れだろう。 

    テレビでも、昨日10月2日の「サンデージャポン」で、その前に太田光が、統一教会問題をまったく分かっていない発言をしたことに対して、最近毎回登場している鈴木エイト氏に加えて、痛烈に批判した有田芳生氏を登場させて対決させ、デーブ・スペクターも加わり、太田の間違いを正そうとしていた。テレビには、今回は政権があまりにひどくこの問題にも国葬にも、国民が反対を唱えているのに対応が酷すぎる。ここは、もう政権側の反省や政治だけに任せておけない。今、テレビもマスコミも総力をあげて、根本的に現政権をたたき直さないといけない!このままでは、もう前には進めない!そうした、強い意志を示しているように思えた。

    ここが、日本の勝負のしどころ。嘘も、ごまかしも、国民はもう許さない。「丁寧な説明」「もう関係は断ちます」の約束など、上記の「安倍元首相は安倍氏は亡くなっており、反論の機会がない」なんていい方で、スルーしようとする幹部は、責任を感じているとは思えない。「教団の信頼を高めることに寄与してしまったと反省している」と口ではいっても、それでも何もしないつもりなのだ!反省などしていない!

    TBSの報道特集の金平茂紀キャスターが米国の旧統一教会の幹部をインタビューした動画をココに見つけた。これをみると、統一教会が名前を変えながら、いったいどんな世界の実現を図ろうとしていたのかがよく分かる。

    

     ブッシュが「統一教会の信者らがいなければ選挙での勝利はなかった」と発言していた。とかつての統一教会幹部は語っている。さらに、どんなことをこの幹部が語ったか、ぜひ上の画像クリックでも動画がみられる。8分弱。もう33万視聴にはなっているが、もっと多くの人にみてほしいものだ。

     「週刊文春」10月6日号が、<太田光さん、これを読んで!「統一教会」何が問題なのか>という記事を載せた。これは、多くの人にも分かりやすく、現政権と統一教会のどこに問題があるかを書いている。ぜひ記事を読んでみてほしい。

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雲がどいて月とISSが見られました

2022-10-03 19:30:59 | 惑星・天体ニュース

  今日の夕方は、最初雲がいっぱいで、これは暗くならないと月は見られないかな?と心配しました。ところが、いつの間にか雲がすこし月に場所を譲ってくれて、こんな風に建物すれすれにいる月を見せてくれました。

   

    なんか、今はけっこう月が高度が上がらずに南西に沈んでいくので、建物でみえなくなっちゃうのです。

     

    ちょうど真半分の月? 今日の9:14に上弦の月だったので、やや真ん中が膨らんでいるようにも見えます。

    もう少し月の表情を撮りたいなぁ~と思って、ちょっと露出も変えましたが、今日の日の入りは17:23。何だか、どんどん暗くなる時間が早くなっているのを感じます。    

   

     ここまで、外が暗くなった訳ではありませんが、こうして見た方が、月の表面の様子が楽しめますね。

     このあと、早めの夕飯を食べて、外にでたら、ちょうど北の空をISSが通過していくのを眺められましたよ。

     

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今日も惑星と月が見られました

2022-10-02 20:13:19 | 惑星・天体ニュース

   もう半月に近づいた月、存在感があるので、青空の中に3時すぎから姿がしっかり確かめられました。

   そして、夕方、西の駐車場に行くと、月だけでなく、土星やフォーマルハウト、もちろん木星もきれいに見られました。

     

   あっという間に、月が半月になりました。ちょっと月に見えませんが、19:07の写真の右は月です。そして、写真中央よりやや左に明るく見えるのが土星。左下に小さく際近くに見えるのがフォーマルハウトです。月の左上は、夏の大三角のアルタイルのようです。

   

   そして、その土星とその左下のフォーマルハウトをもう一度登場してもらって、その東に見えている明るい星を登場させてみます。これ、昨日登場させた木星です。やはり、土星より格段に明るいです。

   今は、東から木星が見えたら、土星が南にいて、その間のやや土星に近いところの下にフォーマルハウトがみえています。火星が夜中になると東から登場しますが、まだ夕空はこんな感じです。土星の右上のアルタイルは夏の▽三角の下の所に位置しているので、見上げるとデネブ、ベガが見えそうですが、今日はやや雲が出ていて見られませんでした。

   そのかわり、3日連続でISSが西北の地平線からじわっと昇ってきて消えるのが見られました。これから、関東に住む人は、天気がよければまだまだ夕空に見られそうですよ(ココから)。他の地域の方は、それぞれに見やすい時があるので、「#きぼうを見よう」で調べてみて下さいね。  

  今日のオマケは、蓑虫です。この頃、蓑虫をみなくなりましたが、こうして時々みかけるとうれしくなりますね。

  

  蓑をかぶった姿になってから、こんな風に壁を昇ってきたのでしょうか? 昇ってくるところを、今度は見てみたいなぁ。 

 追記)このブログに、若田さんのISS派遣出発を、最初は4日と書いていましたが、ハリケーンの接近で6日に延期になったようです。ご注意下さい。

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今宵も快晴で月がきれい!

2022-10-01 19:32:11 | 惑星・天体ニュース

   今宵も快晴でした。月が明るい内から今日は見られました。 

    

    堂々たるモノです。白い弧でしっかり月だと見えるお月様になっていました。

    夕方には、もう蠍座に遅れてゆっくり昇ってきた月がひとりで静かに空に浮かんでいました。

     

    そして、今日は、帰りがけに東の空に昇ってきた木星がどれだけ明るいか皆様にお見せするために写真に撮ってきましたよ。

      

    ちょうど電線や木の上にでてきたところの木星です。ちょっとした雲や木立からは、光が漏れて木星がどこにいるか分かりそうなくらい明るいです。

    今日も、北側の空低くをISSが通過していくのが、かろうじて見られました。4日、5日に向け、イメージトレーニングできましたか? スペースシャトルでISSに行った頃は、機体が大きいので望遠鏡だとISSが大きく見えたといいますが、クールドラゴンでは変化はないでしょうね。

   そうそう、「おまけ」をアップするのを忘れていました。またもや、今年3・4回目になるのですが、先日アゲハチョウがまたやってきているなと思ったら、例の我が家のベランダの小さなレモンの木にまた卵を産んでいったようで、木がつるつる禿げになっていて、ちょうど幼虫の黒ちゃんが黒い服を脱いで緑の姿を現したところに出くわしました。ちょっと栄養不足で小さめでしたが・・・

  

  上の青虫は同じ個体です。下のような鳥の糞に模したような黒白の幼虫服を脱ぎ捨てたところを見つけたのですが、脱ぎ捨てた後、脱いだ服を食べ始めました。これは、確か、卵から出た幼虫も、卵の殻を食べるのをみたことがあります。

  事ほどさように、自然には無駄がない。持続可能な生き物たちに脱帽。SDGs(持続可能な開発ゴール)は、人間が考えたのではなく、人間が自然から学んだモノなんですね。

  

 

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2022年10月の惑星

2022-10-01 09:00:00 | 惑星・天体ニュース

       いつも、月初めのこの惑星の記事を書く時には、(わぁ~もう1ヶ月が経ってしまったのか。早いなぁ~)と思うのですが、今回は、もう1年の4分の3を過ごしてしまったことに唖然とする感じでした。いやはや、年賀状の案内はポストに入るし、彼岸花は色あせて栗の季節が到来しました。外ではもうセミの声はほとんど聞かれず、秋の虫の声が・・・。

  「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり」ですね。

  でも、憂いていても仕方ないので、前回の月の巡りからご覧にいれますね。けっこう見られているともいえますが、正直なところ、例えば、9月12日あさと書いたのは、実は前日の月を朝見た月で、9月12日に出てきた月ではなかったり、ややごまかしもあるので・・・ちょっとdoubt?

   

        さて、では、今月の惑星をみていくことにしましょう。

    水星:10月9日が西方最大離角となって見やすくなります。今日の夕方のような好条件に恵まれれば肉眼でもみられるかもしれません。

    水星が西方最大離角 2022年10月6日から18日 日の出30分前 東京の星空 東京での日の出時刻 6日 5時39分 9日 5時42分 12日 5時44分 15日 5時47分 18日 5時50分

    金星:夕方の空に移動中なので、今月はみられません。

    火星:夜遅くになると昇ってきて、明るくなってきた姿を確認できます。14日には、月が火星に近づいているので、月を見る時に、わすれず火星も楽しみましょう。12月に向けて明るさを増してきて「赤く」感じられると思います。冬の星座も見逃さないように。

    月が火星に接近 2022年10月14日 23時頃 東京の星空

    木星:明るく夕方の空に東から昇ってきて驚かされます。昨日も実は月を西空で見て帰ろうとすると、東空にギラギラしている木星をみつけ、あまりの明るさにあっけにとられました。これからの夕方の東空で、明るい星をみつけたら、間違いなく木星ですよ。

    土星:木星ほどは明るくありませんが、土星も肉眼で見つけられます。夕方の空で月を見るとき、5日から9日にかけては、月の位置から土星をみつけてみましょう。秋の星座では明るい星があまりありませんが、土星と明るい木星、5~9日にかけては月にも助けてもらって探すと、地平線近くに秋の唯一の1等星・フォーマルハウトも見つけられそうですよ。

    月が土星、木星に接近 2022年10月 4日から9日 21時頃 東京の星空

    さあ、こんな風に、今月は惑星の水星・木星・土星が夕方の空で楽しめます。夜更かししたり、または夜中に目を覚ました時は、火星や冬の星座がお薦めです。

    また、天体ではありませんが、昨日お伝えしたように、4*日の国際宇宙ステーションへの若田さんの出発のニュースが流れるのに合わせて国際宇宙ステーションをちょうど見頃となります。それを見る時には、「そうだ!」と思い出して、惑星やフォーマルハウトも忘れずに探してみて下さいね。

*最初は4日といっていましたが、ハリケーンの接近で6日に延期になったようです(10月2日追記)

    国際宇宙ステーションの見え方は、JAXAの「#きぼうをみよう」のサイトで確認しましょう。地域によって、見える時が違いますので注意して下さいね。

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