峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

地域福祉を考える

2011年09月13日 | 民生児童委員

午後1時半から4時まで、佐々町社会福祉協議会の第8次地域福祉活動計画の第2回策定委員会に出席した。
社会福祉協議会の組織そのものが抱える問題、高齢者支援の問題、障害者支援の問題、さらには1人親世帯支援の問題等々、課題は山積である。

民間が介護保険事業に参入してきて以降、社会福祉協議会は微妙な立ち位置にある。
この際、社会福祉協議会は民間でできることは民間に任せ、もっと行政と連携を図りながら民間の事業体にはできない今日的な福祉課題に取り組むことを始めとし、いわゆる地域福祉に邁進する方向性を打ち出すべきだと考える。そうすることで、より幅広い理解と共感と支援を広げることができるだろう。

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童心

2011年06月25日 | 民生児童委員

昨日は月に1度、町内会の集会所で開くデイサービスの日、例によって午前8時半からその準備に取り掛かかった。
やはり、カビが畳に発生している。おまけに、大広間の天井に設置している2機のエアコンの両方共から水滴が落ちてきているではないか。すぐさま電気屋に点検修理を依頼する。
忙しい時に限って、不意の出来事が起こる。この日は、町内会連合会の会長・副会長3人で至急協議しなければならない事項があり、そのための時間を午前中に1時間ほど取っていた。

電気屋さんはすぐに来てくれた。しかし、点検に時間がかかる様子だ。連合会の会長らとの待ち合わせの時間が迫り、後をデイサービスのボランティアのみなさんに頼み出かけた。

連合会の話が終わり、急いで集会所へ戻ったのが午前11時半過ぎ、正午からの昼食会を前にご高齢者のみなさんもほぼお集まりだ。
この日の昼食のメニューは、カレーライスにから揚げ、デザートにスイカが2切れ付いていた。

美味しい昼食をいただいた後、それぞれの席でいっとき話に花が咲く。ひとしきりおしゃべりを楽しんだ後、ボランティアのみなさんは後片付けにかかられる。
一方、ご高齢者のみなさんには歌やクイズやゲームを楽しんでいただいたり、軽い体操を行っていただく。
今日、あるご高齢者にお会いしたところ「昨日は今までで一番楽しかったです」と話してくださった。昨日、ゲームをなさるとき実に楽しそうに笑っておられた。心底笑っておられるなと感じていたので、その言葉が心に響いた。

午後2時からは観光協会の夏祭り実行委員会の1回目の会合だった。
デイサービスが終わり、後片付けがすんだのが午後3時前、急いで駆けつけたが、大方話は済んでいた。2回目の会合については、事務局が各委員の予定を聞いて日程を決めてくれたので、きっちり会の冒頭から出席し発言しよう。

帰宅して、すぐにパソコンの電源を入れる。この日、有紀さんが絵理子さんの家へ遊びに行くというのを前もって聞いていたのでスカイプすることにしていた。
前日も天使とスカイプしたが、ずいぶんと言葉が出るようになった。暑いのでお母さんに髪を短く切られいっそう可愛くなっていた。

もう、夏だ。

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静かに横たわるもの

2011年06月09日 | 民生児童委員

昨日午後1時半から2時間、佐々町の民生児童委員協議会の定例会に出席した。
会の冒頭、町内の小中学校長及び幼稚園長との意見交換会が行われた。始めに各学校、幼稚園の最近の様子が報告された。行き渋りや不登校を始め、静かな、しかし今日の社会が抱える気がかりなところと連動した深刻な課題がそこに横たわっているのを感じる。

その後、民生児童委員協議会の会長が児童虐待の問題を取り上げたのを機に、教員による児童・生徒への暴力に対し、管理職としてどんな指導をしているのかを尋ねたが、時代の変化を受けて学校も変化を余儀なくされているのを感じた。
とにかく、家庭でも学校でも大人が子供に暴力をふるうのは止めよう。暴力の連鎖を断ち切ろう。

学校と保護者の関係が良好なものであってほしいと願う。信頼関係のないところからは何も生まれてこないのだから。

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見直してみたい

2011年03月19日 | 民生児童委員

昨日は午後から「準要保護児童生徒認定申請意見聴取会」というものに出席した。
かねてよりこの準要保護児童生徒の申請に関し、民生児童委員が係わることに疑問を持ち、その旨発言してきた。
時代の推移と共に、多くの事柄が変化してきている。民生委員の在り方そのものがそうだし、民生児童委員とそこに住む人たちとの関係もそうであり、人権・人格権の広がりもそうだ。

社会は大きく変化している。時代に見合った制度の設計が求められる。意見聴取が済んだ後、あらためて改革を提言した。

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何が幸いで何が災いか 

2010年07月15日 | 民生児童委員

結局、雨のため世界文化遺産である厳島神社を含め、周辺の散策をあきらめざるを得なかった。

降り続く雨により高速道が全面通行禁止になっているらしい。
当初、佐々到着予定は夕方7時20分だった。だが、誰かの「明日の仕事に間に合えばいいさ」との言葉にみんな腹を括【くく】った様子で、特別な日を楽しもうという空気になった。

宮島口から一般道を通り、広島造幣局に向かった。
造幣局の見学を終えた後、岩国の錦帯橋【きんたいきょう】を目指した。そこで昼食をとることにしていたが案の定大渋滞で正午を過ぎ、1時を過ぎてもまだ着かない。ついには、空腹に耐え切れなくなり、お土産に求めていた「もみじまんじゅう」の袋の封を切る者も表れる。

2時間遅れの昼食はひときわ美味かった。
錦帯橋を何度か訪れているが、そこにいつもの晴れがましいような表情はなく、まるでおびえきった子猫のようであった。
いつもは橋の下には河原が川幅の三分の二ほど広がっていて、そこに観光バスや一般の車がとめられているのだが、この日ばかりは川幅一杯を濁流が占めていた。

錦帯橋を午後3時半に発った。
国道2号線のくねくねした山道をバスは走る。
途中、忽然【こつぜん】と表れた異様な光景に目を奪われた。とにかく気味が悪いほどの外観の異様さなのだ。しかし、瞬時にして遠い記憶がよみがえった。「いろり山賊」という食事処だ。
40年近く前、訪れたことがある。「山賊むすび」というとてつもない大きなむすびが出てきたのをかすかに覚えている。

「いろり山賊」を始め、高速道を通れないことで、本当に久しぶりに2号線沿道の懐かしい風景を目にすることができた。何が幸いで、何が災【わざわ】いか分かったもんじゃない。

昼過ぎから雨は上がっていた。辺りが暗くなった頃、ようやく小月インターから高速に乗ることができた。関門海峡を渡ると九州自動車道だ。
車中で、お土産の「もみじまんじゅう」を分けて食べたり、コンビニで求めた夜食のおにぎりを分け合ったりしているうちに自然と連帯感が強まったような気がした。

佐々町に着いたのは日付が変わろうとする頃だった。

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雨の研修旅行

2010年07月14日 | 民生児童委員
町民生児童委員協議会の研修旅行に参加している。
今日は広島県の宮島で朝を迎えた。宿泊先のホテルのPCからこれを記している。

昨日の朝、佐々町を発つときすでに雨は降り出していたが、中国自動車道では雨のため一部通行止めの区間があった。
今日も朝から雨だ。先ほど女房どのに電話したら佐々町も降っているとのことだった。厳島神社が雨に泣いている。

山口県和気町の民生児童委員協議会のみなさんと活発な意見交換を行うことができた。とても有意義な1日だった。今夕、佐々町に戻る。
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雨の日に

2009年07月24日 | 民生児童委員
きょうは公民館での月に1度のご高齢者のためのデイサービスだった。
会場を設営し、雨の中、七夕竹を取りに行った。この日は七夕飾りを作ることにしていた。

間断なく降る雨に、ご高齢者に来ていただけるか心配したが、みなさん顔をそろえてくださった。
みなさんは、思い思いに短冊に願い事を書かれ、それをご自身の手で竹の枝につるされた。
その後、七夕の歌を歌ったりと、長い梅雨の午後のひと時を楽しく過ごしておられた。

夜、塾生が帰った後、外灯を消しに表に出ると、天の底が抜けたかとおもうばかりに激しい雨が降っていた。
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研修旅行

2009年07月15日 | 民生児童委員
昨日から佐々町の民生児童委員として1泊の研修旅行に出かけていた。
研修先は鹿児島県霧島市隼人地区民生児童委員協議会で、主任児童委員を中心にした育児支援の取り組み方を学んだ。

「育児応援隊 みんみん」と呼ばれる主に若い母親に対する支援活動を、女性の主任児童委員3名の方が中心となり、立ち上げから今日までの企画・運営その他すべてを独自で行ってこられた。

とにかく、比類ないほどの彼女らの主体性に感服した。

写真は今朝の桜島の模様です。
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責務の重さ

2009年06月11日 | 民生児童委員
昨日は午後から町の民生委員・児童委員の月に1度の定例会に出席した。

今回は委員間で、特に不登校問題について意見交換したが、私たち委員の認識の足りなさをいやというほど思い知ることとなった。
仮にも民生委員・児童委員の委嘱【いしょく】を受けた以上、私たちはそれなりの研鑽【けんさん】を積まなければならない。
そうでなければ、どうして不登校や児童虐待で苦しむ親や子供たちの支援者たりえるだろうか。

61.4-17,1
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頼もしい行政マンがいる

2009年06月09日 | 民生児童委員
やっかいな問題を抱え込むと、ついついそこから目をそらしたくなる。気力が失せ、気持ちが落ち込んでくる。

しかし、いくら悩んでも昨日のことは変えられないし、明日のことは分からない。そんなときは、目の前のできることに没頭するに限る。

大丈夫、乗り越えられないものなんてない。

提出すべき書類があり、午後から役場の福祉保健課を訪ねた。担当の職員が席をはずしており、近くにいた職員にそれを託した。
その職員がたまたま福祉の担当の方で、過日、DV問題を連携をとり解決を図ったが、彼の努力のおかげで想像以上の成果を見た。

日曜日、児童委員としていわゆる児童虐待が危惧される家庭をそれとなく訪問した。お母さんと子供たちに接し、緊急性がないのを確認した。しばらくは、見守りを続けていくことにしているが、一応彼に経緯を話すことにした。

ちょっとのつもりが、別室に通されたのが幸か不幸か、話はそのことにとどまらず長居をすることとなった。
それにしても、会うたび彼からは行政マンとして福祉にかける熱意がビンビン伝わってくる。
いやぁ、実にいい!

61,8-16,3
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