峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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思いを込めて

2009年10月21日 | 町内会長
先々週の日曜日、敬老祝賀会を催した。

私たちの町では、今年度から町主催の敬老祝賀式を廃し、各町内会単位で独自の祝賀会を行うこととなった。
すでに、ほとんどの町内会が「敬老の日」前後に済ませているが、我が町内会では、4年前から町主催の祝賀式とは別に、10月の第2週の日曜日に町内会主催の祝賀会を設けてきた経緯があり、今年もこの時期に開催した。

町内会で祝賀会を行うことを思い立ったのは、町主催の祝賀式に出席する方が少ないことからだった。
会場の町の体育館に出向くのは大変だが、歩いていける町内会の集会所であれば参加していただきやすい。それに、何かとご苦労されてこられたご高齢者の方々に対し、同じ町内会に暮らす後輩たちが直接、その労をお慰めし、感謝申し上げることこそ本当ではないかとの思いもあった。

この日、ご出席いただいた75歳以上のご高齢者は19名だった。対象者の4割弱程度の人数だが、それでも例年の町主催の祝賀式参加者数からすれば2倍にあたる。
その他のみなさんは、施設に入居されたり、入院なさっておられたり、そうでなくとも、外出がままならないみなさん方がほとんどである。自力で歩いて集会所まで来られる方には、ほぼご参加いただいた。
そのご高齢者のみなさんを18名の町内会の後輩でもてなした。町の北部に位置する熊野神社の「おくんち」で、朝から3時間ほど神幸行列に加わっておられた町長も駆けつけてくださった。

全ての準備が整い、予定通り正午に会を開いた。司会進行は例年通り副会長にお願いした。
副会長は、朝から会場作りに汗を流していた。彼は、どんなときでも主体的に動くことのできる人だ。町内会にあって心強い存在だ。
開会10分ほど前になって着替えてくるからといったん帰宅した副会長だったが、なんと蝶ネクタイをつけて現れた。聞くと、100円ショップで仕入れたとのこと。彼なりの趣向だ。
  
今年は、例年恒例となっている余興の他に、佐々町少年少女合唱団のみなさんの歌と、「劇団はぐるま座」のみなさんによる「動けば雷電の如【ごと】く」という幕末における高杉晋作の活躍を描いた紙芝居、それに班長さんたちが中心となって趣向を凝らした「佐々音頭」の歌に合わせた踊りが加わり、豪華なラインナップとなった。
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