峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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ショウブの花

2012年06月12日 | 民生児童委員

私の暮らす町内会ではご高齢者の方々を月に1度集会所にお招きし、町内会の有志のみなさんによる手作りの昼食をみんなでいただき、歌を歌ったり、ゲームをしたりして午後のひと時をお仲間のみなさんと共にお過ごしいただいている。
そんな中、年に1度だけ集会所を出て野外で過ごしていただく。毎年5月の第4金曜日、近場の主に花の咲いている場所へ出かける。
今年も先月、ショウブの名所である町の「皿山公園」を訪ねる予定にしていた。ところがあいにくの雨、予定を変更して集会所で過ごしていただいた。晴れ男と公言してはばからなかった私、神通力がなくなったねとOさんに冷やかされた。

ところで、野外へ町内会のご高齢者をお連れする際、昨年まで私と有志の皆さんの車、数台に分乗して出かけていた。それではいろいろと問題があるのは承知だった。しかし、町社会福祉協議会と町が白タク行為に当たるから等の理由で公の車の使用を許可してくれなかった。万が一交通事故を起こしたならば・・・。彼らは、私に野外に出かけるのを続けろとも止めろとも言わなかった。いや、言えなかった。

お一人暮らしのご高齢者で親戚縁者もいず、表に出るのもままならない方々がおられる。その方々のことを思うと、せめて年に1度だけでも新緑や草木の花の美しい季節に戸外にお連れしたい。それは人情だろう。車を出していただく方々も同じ思いだった。
自己責任でやるより他なかった。責任を持つといっても万が一の時、具体的にどのように責任を取ればいいか分からなかった。しかし、それを考えるよりも車を安全に運転することに最善を尽くそうと話し合った。

それが今年度からそんな決死の覚悟で臨む必要がなくなった。町所有のマイクロバスを運転手付で出してもらえるようになった。ようやく町に私たちの思いを理解してもらえたのだ。
早速手続きを済ませ、準備万端だったのに雨で皿山公園行きが流れた。

皿山公園は今、ショウブの花が真っ盛りだ。
昨年の町政70周年記念式典で、皿山公園を象徴するそのショウブの苗を2株いただいた。そのショウブが今、我が家の庭でなんとも繊細かつ優美な花を咲かせている。

私が草木や花を愛するのはきっと母の影響だろう。それほど母は草花を愛しんできた。
何でもないときに病床の母のことを思う。そんなとき思わず心の中で「おふくろ」と呼びかけている。

コメント (2)
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