峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

歪【ゆが】んだ社会と学校教育に壊【こわ】される親と子共

2006年07月06日 | 父親と子
「幼稚園時代から父監視」 逮捕の長男、弁護士に (共同通信) - goo ニュース
もうずいぶん前になりますが、公立高校の入試に失敗し浪人をすることになった少年と接したことがありました。
彼の父親は医者でした。彼は中学に入学してから間もなくその父親と全く話さなくなりました。
彼は、父親が「医者以外は人間でない!」っていうんですよと自嘲【じちょう】気味に笑いながら語ってくれたことがあります。
結局、彼は次の年にも高校受験に失敗したようでした。その後、彼とは縁が切れてしまいましたが、今頃どこで、どうやって生きているのでしょう。

幸運にも彼は父親からの暴力を受けてはいませんでした。そのことがかろうじて彼を犯罪者にしなくてすんだのだろう、一家5人の不幸を生んだ今回の事件の報道に接するにつれ、そう思います。

彼らのような「医者」の卵たちが、「名門」私立の中高一貫校に五万といます。
特に「名門」中高一貫校は、東大に何人合格したかと同様に、医学部に何人合格したかをこれみよがしに宣伝します。
しかし、その影で歪【ゆが】められ育てられている医者の子供たちがいることを、私たちは正しく知る必要があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

息苦しい社会の訳

2006年07月05日 | 暮らし
北朝鮮による7発目のミサイル発射、情報は受けている=首相 (ロイター) - goo ニュース
小泉首相は「どういう意図があるにせよ、北朝鮮にとってプラスはない。この点をよく北朝鮮側は考えるべき」こう述べています。
今夜の各局の報道番組のコメンテーターも、アメリカの攻撃を受けるかもしれないリスクを冒してまで、なぜ北朝鮮がミサイルを発射したのかよく分からないと声をそろえています。

小泉さんも、外交・軍事の専門家のみなさんも、もっと子供と向き合うことをお勧めします。子供に学ぶべきことは少なくありません。

北朝鮮という国を人間に例えるならば、まだまだ未熟な子供のようです。
少し悪ぶってタバコを吸っている少年に「タバコを吸ったって、お前にとってプラスはない。この点をお前はよく考えるべき」と訳知りな顔してたしなめたからといって何の足しにもなりません。なぜなら、悪ぶった少年は自分のやっていることが自分ににとってプラスかマイナスかなどとは考えませんから。
タバコとミサイルは違うよとツッコミを入れたくなられた方には「タバコを吸っている」を「ナイフを忍ばせている」と置き換えてみてはどうでしょう。
同じように、未熟な少年たちはリスクを冒して、さまざまな悪さをするものなのです。

学校で悪ぶっている子を学校から排除すれば、ひとまず学校は平和に見えるでしょう。
しかし、学校から排除されて街に出て悪さをし、何らかの形から保護観察処分になっている少年や青年を排除するわけにはいきません。ところが、観察官も保護司も含め、私たちの社会は彼らの立場になって彼らを理解しようとする方向には向かっていません。そして、そのことが私たちの社会を息苦しいものにしています。

未熟な少年・青年を理解するには立派な人ではダメのようです。

そこで、北朝鮮には「わぁ~、すごいね。立派なミサイル持ってるね~」「へぇ~、核兵器だって作れるんだ、すごいねぇ~」「はい、話、ちゃんと聞くからね」と接するべきなのです。
排除したり、力で押さえつけたりできるはずもなく、それを試みれば互いが不幸になるだけです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もっとカウンセリングマインドを

2006年07月04日 | 学校教育
先週の水曜・木曜と女房どのは長崎県内の小学校生活指導主任対象のカウンセリング講座に出席するため2日間大村の長崎県教育センターに通いました。
初日は臨床心理士でもある西九州大学の西村嘉文助教授の講義と演習だったそうです。かつて、佐世保市主催の西村先生の講座に私も通ったことがあり、そのご縁から佐々町立図書館の講座に講師としてお招きしたこともあります。必要なら、いつでも呼んでくださいと仰っていただいているのですが、その後、なかなか機会を設けられずにいます。
教員を含め、私たちはもっともっと学ぶ必要があると思います。

研修の最後、今後の講座に活かしたいということでアンケートがあり、女房どのは、教員の資質の向上と体罰がなかなかなくならないことについて記したそうです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

個人小清掃

2006年07月03日 | 町内会長
昨日、みなさんと共に草を刈ったり、どぶをさらったりした場所を今朝、あらためて見て回りました。いろんな思いが脳裏【のうり】に浮かびます。
刈られた草の茎の1本1本を見ているうちに、みなさんが貴重なお休みを割【さ】いて汗を流し合ったことがかけがえのないものだったように思えてきました。
そこには、儲【もう】かるとか儲からないというようなことを考える必要のない空間と時間がありました。誰もが、少なくとも目の前の自らの利益には結びつかないことがらに夢中になることができました。

青い鳥は、よくよく探さなければなりません。

西町の仲間に希望と勇気をもらった私は、昨日の町民大清掃の時間と同じく、朝8時半から正午まで草刈機を担【かつ】ぎ、不十分な箇所の除草作業に励みました。
あぁ~、やっぱり汗を流すって気持ちのいいことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

町民大清掃

2006年07月02日 | 町内会長
夜中、明け方と激しく雨が降ったようでしたが、午前7時前には青空がわずかに広がっていました。絶好の清掃日和です。
午前7時、有線放送を入れました。先ずは月初めの日曜日に行っている定例の町内会清掃です。すべての班を回ります。あちこちで、さまざまなお話を伺うことができます。

午前8時半、町内会の一角にある小浦自然公園入り口にみなさんにご集合願いました。120~130人お集まりです。
町内会の活動はいろいろあります。その活動のかじ取り役が町内会長です。前町内会長の方針・方法を踏襲【とうしゅう】するのであれば、もう少し楽できるように思いますが、それでは面白くありません。せっかく、みなさんに「お前、やれ!」と言っていただいたわけですから、それに応【こた】えようという気持ちで一杯です。
ただ、新しいことをやるのは、それなりにいろいろとたいへんです。
今回の町民大清掃についても、いろいろ考え、計画を練ってきました。最終的にすべてのことを決めたのは、昨夜の0時過ぎでした。
町民大清掃も年々、形骸【けいがい】化してきていました。それをどうしたら実のあるものになるだろうか、一番考えたのがその点です。

午前10時半、事故もなく無事終了です。本当に実のある清掃活動を行うことができました。副会長が用意してくれた小型のダンプカーに4・5杯分の草や木の枝が出ました。例年の4・5倍の量でしょうか。

ぶな太さんのコメントにヒントを得て、お茶やコーヒーの買出しを女房どのとくるみさんに頼みました。150缶です。
みなさんにのどを潤していただいて解散となりました。

その後、以前にご高齢者に頼まれていた事柄を一件処理し、公民館に戻り一人で後片付けをし終わったとき、ちょうど役場の正午を告げるチャイムが鳴り響きました。
シャワーを浴びて、いただいたの旨かったこと

その後も干していた雑巾【ぞうきん】や掃除道具類を取り込んだり、床にかけたワックスが乾くのを見届けて戸締りをしたりと何度か公民館に出かけました。
また一つ、大きな行事を無事に済ませることができました。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が心を耕【たがや】す

2006年07月01日 | 町内会長
きょうは午後1時から国道沿い花壇に夏の花の苗を植えつける日、朝8時過ぎ、種苗園から電話が入りました。実は、今朝の天気予報は雨、前日の種苗園との打ち合わせで当日の朝の天気を見て苗を運んでもらうかどうか決めることにしていました。
予報に反し、今朝は薄日の射すお天気、午前中に運んでいただくことになりました。町内会長の役割を担【にな】って、いちばん気を揉【も】むのがこのお天気です。

9時半に副会長と耕【たがや】す必要があるかどうか花壇を見に出かけました。クワを入れてみると土は、ふかふかです。ミミズもいます。2週間ほど前にすきこんだ古い株もほとんど土に還【かえ】っていました。
下見もそこそこ、副会長と出不足金の問題から中学校の問題、政治・社会の問題まで立ち話です。副会長とは、このように毎日のように意見を交換しています。町内会の運営において彼は貴重な存在です。頼りになるパートナーです。

家に戻るとすでに10時半過ぎでした。女房どのから「11時から図書館よ」と声をかけられました。きょうは「読み聞かせ」の日なのです。
しかし、すぐに花の苗の植え付けの協力を願う放送をしなければなりません。午後1時からの作業前に昼食も済ませなければなりません。月初めの町の広報誌始め数種類の配布物を班長さん宅へ届けなければなりません。午後2時からはくるみさんの将棋に付き合わなければなりません。女房どのは、有紀さんが新しい寝具を求めるということで昼食後、大村に出かけます。
結局「読み聞かせ」は休ませてもらうことにしました。

さて、お昼のソーメンをかきこみ、1時前に花壇に着き作業を始めました。ぽつぽつと手伝う方がお見えになります。育成会長の事前の呼びかけで子供たちもそこそこ集まってくれました。企画財政課の広報担当の若い職員の方も取材に来られました。
そうして、みんなで力を合わせてポーチュラカの色とりどりの苗を無事植えつけることが出来ました。

体を動かして汗を流すのは本当に気持ち良いものです。
さてさて、明日は町民大清掃の予定です。だが、天気予報は雨。壱岐対馬地方には先ほど大雨洪水注意報が出されました。
年に1度、町内会に住む者、全員が力を合わせて町内会の清掃・除草に励む日です。午前中だけでも雨が降らないよう祈っています。
あ~した天気にな~れ!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする