gooブログはじめました!

あなたに「ぬくもり」を届けたくてブログをつくっています

うそ鳥

2014-02-11 23:18:06 | 日記
佐村河内氏のニュースはさまざまな議論を呼んでいる。音楽の専門家の意見には興味深いものもあった。ふと、つまらないことを思った。二人は世間という夫(妻)を18年間欺いていた不倫関係のような人間ではないかと。新垣氏もその関係に苦しくなった。ついにもう止めようと言った。初めは軽い浮気心のようなものではなかったのか。佐村河内氏についてはいろいろ言われているが、彼は彼で苦しかったのではないか。(擁護する気持ちで言うのではない)自分を欺き続けることは普通の神経の人間なら必ず苦しくなるものだ。でも、そう考えると、人は相手を騙しながら平気で生きていることがある。同じ穴の狢のように、仮面夫婦を演じる男と女などその例かもしれない。私たち自身も「自己物語」を作り、それが過去の作り話でも、いつのまにか自分でその物語を真実のように思ってしまうこともある。過去の自己物語は、現在の自分が作り上げた自分しか知らない物語だからだ。「胡蝶の夢」や「中島敦の「山月記」を思い出した。何が真で何が偽か、それは所詮、人の想念にしかすぎないような気がする。鷽鳥にでもなりましょうか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする