平塚の七夕祭りが終わった。街にはたくさんのゴミと油臭さだけが残る。静かな日常がやってくる。年々、浴衣がけの若い子が増えている。流行りなのか派手な髪飾りをつけている。京都の祇園祭の頃の情緒はどこにもない。着物の着方も京都は若い子でもきちんとしている。文化の違いなのだろう。祭りは非日常。そこにはなにか日常にない期待がある。着物を着た若いカップルが歩いている。この日を楽しみにしていたのだろうな と思う。いや、若者だけではないのかもしれない。ふと触れた指が非日常の世界へ連れて行ってくれる。突然の雨が非日常へ連れて行ってくれる。お祭りは大好きだった。本当は今も好きなのかもしれない。非日常のなかで逢いたい人がいるのだろう。
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