ジェットストリーム

　文化の日。天気がいい！海を見に行こうかと思ったが、いやはや、たまった仕事をなんとかしないと。日差しがたっぷりのベランダでは、植物が青々している。空は碧く，高い。

　手紙の宛名書きなどの単調作業なので、音楽を聴きながらしていた。懐かしいジェットストリームを流していた。やはり、城達也のナレーションがいい。あのころも彼が担当だった。

　あのころ、大きな人生の岐路だったかもしれない。大好きだった人がスイスへ勤務になった。そんなに長くはないということだった。彼が就職をして貿易部に勤務になったとき、私はまだ大学生だった。夏休みに英文タイプを習いに行ったり、、、。英会話も習ったかな。

　飛行機に乗るのが怖かったのだ。きっと。なにも変わらずにいたのは彼だった。いつも、いつも。

　あと５年もしたら、ヨーロッパへ旅立って巡礼をして、最後に手紙でもだそうか・・。なんて思わせる美しいラブソングでした。